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三たび重傷の宮市亮、同僚たちからのエールに「感動した」。帰国して検査へ

text by 編集部 photo by Hamburger Morgenpost

宮市亮
ザンクトパウリのチームメイトたちに囲まれて写真にうつる宮市亮(左から6番目、写真:『ハンブルガー・モルゲンポスト』紙ウェブ版より)

 先月28日の試合で右ひざを痛め、一時帰国して日本で検査を受ける予定の元日本代表FW宮市亮は、所属するザンクトパウリのチームメイトたちから盛大なエールを受けた。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』が選手のコメントと併せて伝えている。

 ザンクトパウリは現地時間6日に行われたブンデスリーガ2部第33節のアルミニア・ビーレフェルト戦が、今季のホーム最終戦だった。この試合が始まる前のウォーミングアップに、選手たちは「宮市亮」の名前と背番号「13」、そして「YNMA(You’ll Never Walk Alone=『君は1人じゃない』の略)」がプリントされたお揃いのユニフォームで現れた。

 ホーム最終戦に集まったサポーターたちも「私たちはあなたとともに歩き続ける」と日本語で書かれた横断幕を掲げて、日本人FWへのサポートの意思を示していた。

 この後押しに、宮市は「本当に感動しました。彼らはこんなに素晴らしいことをよく思いついたなと。本当に幸せな気分になりました。ここに戻ってこられるよう頑張りたい」と語り、エネルギーを得た様子。

 キャリア3度目となるひざの前十字じん帯断裂が疑われ、精神的なダメージも懸念されていただけに、宮市にとってチームメイトやファン・サポーターからのエールは大きな力になったはずだ。同選手は日本に帰国して精密検査を受け、最終的な診断を仰ぐ予定になっている。

 復帰してすぐに再発してしまった右ひざ前十字じん帯の大怪我を今度こそ乗り越えられるか。ザンクトパウリとの契約はあと1年残っており、ファン・サポーターの誰もがサムライFWの完全復活を心待ちにしている。

【了】

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