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HSV史上初の2部降格。伊藤達哉の決勝アシストから勝利も…奇跡の逆転残留ならず

text by 編集部 photo by Getty Images

伊藤達哉
HSVに所属する伊藤達哉【写真:Getty Images】

【HSV 2-1 ボルシアMG ブンデスリーガ第34節】
 
 現地時間12日にブンデスリーガ第34節の試合が行われ、17位ハンブルガーSVはホームに9位ボルシア・メンヒェングラッドバッハ(ボルシアMG)を迎えて対戦。

 HSVに所属する伊藤達哉と酒井高徳は先発出場を果たした。試合開始して11分、ボルシアMGのデニス・ザカリアがペナルティーエリア内でハンドの判定を取られ、HSVにPKのチャンスが与えられる。このPKをアーロン・フントがしっかりと決めてHSVに先制点が入った。

 しかし28分、ヨシップ・ドゥルミッチにサイドを突破され同点ゴールを決められてしまう。48分には伊藤が自ら仕掛けてシュートを放つがGKヤン・ゾマーに止められる。それでも63分、伊藤がゴール前に折り返したボールにルイス・ホルトビーが合わせて再び勝ち越しに成功。

 ただ、71分にはボビー・ウッドが2枚目のイエローカードで退場してしまう。1人少なくなったHSVだったが、リードを守り抜き2-1の勝利をおさめた。だが、他会場で行われていた試合でヴォルフスブルクがケルン相手に4-1の勝利をおさめたため、HSVの逆転残留は叶わず。ブンデスリーガ創設以来、唯一降格を経験したことがなかったHSVだが、55年目にして初の2部降格を味わっている。

【得点者】
11分 1-0 フント(HSV)
28分 1-1 ドゥルミッチ(ボルシアMG)
63分 2-1 ホルトビー(HSV)

【了】

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