コロンビア、初戦日本は「速く、フィジカルがある」。選手の言葉に油断なし。最高の環境で準備

ロシアワールドカップ初戦で日本代表と対戦するコロンビア代表は、ミランの練習場『ミラネッロ』で合宿を行っている。サッカーに集中できる環境で最高の準備を進めるコロンビアは、一部では日本戦を重視していないと伝えられているが、選手たちの言葉に一切の油断はなかった。(取材・文:神尾光臣【カルナーゴ】)

2018年06月13日(Wed)12時30分配信

text by 神尾光臣 photo Mitsuomi Kamio
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コロンビアが合宿を行うミラネッロとは?

コロンビア代表
ミラノ・マルペンサ空港に到着したコロンビア代表のメンバーたち【写真:神尾光臣】

 先月の5月27日。ミラノ・マルペンサ空港の到着出口前では、黄色いユニフォームを着た南米人の集団がいた。ボゴタからのチャーター機で12時間の長旅を経てミラノに到着する、コロンビア代表を待つコロンビア人たちだ。

 そして12時過ぎ、ラダメル・ファルカオやハメス・ロドリゲスらの代表選手が、ACミランのクラブ関係者に引率されて空港を出てきた。行き先はあのミラネッロだ。彼らは欧州合宿地を、ミランの練習場にしていた。

「しかしなんでここなんだろうな。ロシアだろ? あそこはもっと乾燥しているって聞いたぞ。気候に合わせるなら、ここは適当じゃないはずだ」地元のタクシードライバーは怪訝な顔をしていた。ミラネッロはミラノではなく、ミラノ市から50km離れたヴァレーゼ県カルナーゴ市の丘陵地帯にある。標高は300m程度で、日本代表が合宿地に選んだオーストリアのゼーフェルトのような1000mを超える高地ではない。しかも6月初旬になれば日中は25度を超え、そこそこ蒸し暑い。

 だがコロンビア代表は、ホセ・ペケルマン監督たっての希望でミラネッロをロシア・カザンに向かう前の合宿地に選んだのだという。サッカーに集中できるという意味では、これ以上ない環境だからだ。

 敷積は16ヘクタール(東京ドーム約3、5個分)におよび、グラウンドは6面に屋内練習場と人工芝のグラウンドが1面ずつ。当然ジムも用具も完備で、クラブハウスにはミーティングルーム兼プレスカンファレンスルームに加え、リラックスルームに供食施設、さらには選手やスタッフの宿泊施設まである。合宿をやるために必要なものが、全てここに備わっているのである。

 さらにミラネッロの特徴は、周囲の喧騒から完全に隔離されているところにある。カルナーゴ市の集落からは1.2km離れており、森に囲まれている。そして周囲は塀や生垣で厳重に囲われており、通りに面したグラウンド2面を除き中の様子をうかがい知ることは不可能だ。以前は練習をのぞき見できる高台のスポットもあったようなのだが、カルロ・アンチェロッティ監督の時代に木を植えられて視軸を遮られてしまった。

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