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ロナウドとメッシの決定的な違いとは? “依存症”ではない頼り方。不可欠な献身的相棒【ロシアW杯】

現地時間20日、ロシアワールドカップ・グループリーグB組第2節、ポルトガル対モロッコの一戦は1-0でポルトガルが勝利を収めた。この試合で決勝点を挙げたのが、エースのクリスティアーノ・ロナウドである。これで同選手は2試合連続ゴール。同選手がここまで活躍できる理由には、何があるのだろうか。(文:小澤祐作)

text by 小澤祐作 photo by Getty Images

輝きを放ち続けるC・ロナウド

クリスティアーノ・ロナウド
2試合連続ゴールを挙げたクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 ロシアワールドカップで注目を浴びるプレイヤーは何人もいる。アルゼンチン代表のリオネル・メッシ、ブラジル代表のネイマールなどは本大会でも主役となれる選手である。しかし両者は、今のところ本来の力を発揮することはできていない。世界中を魅了する選手であっても、大舞台でのプレーというのはそう簡単なものではないのだろう。

 そんな中、この男だけはワールドカップという舞台でも輝きを放っている。その男とは、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドだ。

 現地時間15日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグB組第1節、スペインとのゲームではいきなりハットトリックを披露するなど世界を驚かせた。唯一手にしていないワールドカップのタイトルを奪うには、十分すぎるスタートダッシュであった。

 そして迎えたグループリーグB組第2節のモロッコ戦。勝てば決勝トーナメント進出が大きく近づくポルトガルはこの日も[4-4-2]の布陣でスタートした。C・ロナウドは第1節と同じく、2トップの一角に入っている。

 試合の入りはモロッコが上回った。初戦を落とし、グループリーグ突破へ希望を残したい同チームは、果敢にポルトガルDF陣の裏を狙い、人数をかけてアタックしていた印象だ。その勢いのまま、先制点を挙げてもおかしくはなかった。

 だが、そんな希望を打ち砕いたのはポルトガルの背番号7だった。前半4分、ジョアン・モウチーニョからのクロスをペナルティエリア内でフリーとなっていたC・ロナウドが頭で合わせゴールネットを揺らした。同選手はこれで2試合連続得点となり、ゴール数を4に伸ばしている。

 その後はモロッコに押し込まれたポルトガルだったが、粘り強く守り切り、決勝トーナメント進出に王手をかけた。

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