スイス2選手の“ゴールパフォ”が物議「終わったはずの問題に火をつけた」【ロシアW杯】

2018年06月23日(Sat)7時46分配信

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スイス代表のジェルダン・シャキリ(左)とグラニト・ジャカ(右)
スイス代表のジェルダン・シャキリ(左)とグラニト・ジャカ(右)【写真:Getty Images】

【セルビア 1-2 スイス ロシアワールドカップ・グループリーグE組第2節】

 現地時間22日にロシアワールドカップ・グループリーグE組第2節の試合が行われ、スイス代表はセルビア代表と対戦し2-1の逆転勝利をおさめた。この試合で見せたスイス代表2選手のゴールパフォーマンスが物議を醸していると、22日にスイス紙『ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング』が報じている。

 試合開始して5分、セルビアのアレクサンダル・ミトロビッチに先制点を決められてしまう。それでも52分、グラニト・ジャカがゴールを決めてスイスが同点に追いつく。さらに90分、ジェルダン・シャキリが追加点を決めてスイスは勝ち越しに成功。そのまま逃げ切ったスイスが2-1の勝利をおさめている。

 スイスにとっては待望の勝ち点3。ただ、ジャカとシャキリが見せたゴールパフォーマンスが政治的意図を持っているとして物議を醸している。同紙はタイトルに「ジャカとシャキリは政治的感受性が欠けている」とつけ、「ジャカとシャキリがゴールパフォーマンスでセルビア人を挑発した。彼らは、終わったと考えられていた問題に火をつけた」と報じている。

 ゴールパフォーマンスで見せたポーズは、アルバニアの国旗に描かれている“双頭の鷲”を意味する。ジャカの両親はコソボより移民してきたアルバニア人で、兄のタウラント・ジャカはアルバニア代表だ。一方でシャキリはコソボ出身。

 コソボは紛争の末にセルビアから独立した国だが、セルビアは独立を認めていない。ただ、アルバニア人が多数占めていることからアルバニアはコソボの独立を支持している。2014年に行われたセルビア対アルバニアの試合で乱闘騒ぎが起き、没収試合になったほど政治的問題は深刻だ。

 ジャカとシャキリは相手が他ならぬセルビアだったからこそ、このようなゴールパフォーマンスをしたと考えられている。ただ、国際サッカー連盟(FIFA)は政治介入を認めていない。今後、何らかの処分が下される可能性はあるだろう。

【了】

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