“モドリッチ世代”。クロアチアが誇る世界級のタレントたち。『98年超え』も夢ではない【ロシアW杯】

 ロシアワールドカップ・グループリーグD組最終節、クロアチア代表はアイスランド代表と対戦して2-1で勝利。一時は同点に追いつかれるなど反撃を食らったが、3戦全勝で首位通過を果たした。初戦終了後にはメンバーが一人、チームを去るアクシデントもあった。だが、結束をむしろ深まった感がある。安定した戦い、陣容を見ても隙は少ない。先人が成し遂げた偉業を越えることも不可能ではない。(文:青木務)

2018年06月27日(Wed)10時00分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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混戦のグループをクロアチアは首位通過

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ルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】

 グループDは当初から混戦が予想されていたが、アルゼンチンの不調でさらに拍車がかかった。曲者ナイジェリア、進境著しいアイスランドも最後まで決勝トーナメント進出の可能性を残した。そんなグループにあってクロアチアは悠々と次のステージに駒を進めている。2試合を終えて5得点0失点と、持っている力を過不足なく発揮してきた。

 アイスランドとの最終戦はスタメン9人を入れ替えたズラトコ・ダリッチ監督。主力を温存するとともに、負けたら終わりの決勝トーナメントに向け一人でも多くの選手にワールドカップの舞台を経験させる意図もあったのだろう。

 前半はスコアレスで終了。ルカ・モドリッチ、マテオ・コバチッチのインサイドがボールに絡み、特にコバチッチが下がって受けることが多かった。データサイト『whoscored』によると、ポゼッション率はクロアチアが64.4%:35.6%で上回った。ただしクロアチアは、ボール支配率の高さが勝利ではなく敗北に直結するという、近年の傾向にあてはまるようなシーンに出くわす羽目になる。

 40分、自陣でボールを奪われるとワンツーからアルフレッド・フィンボガソンに際どいシュートを打たれている。アイスランドが劣勢に立たされた感はなく、サイド攻撃から何度かゴールに迫った。やるべきことが明確な初出場国は、後半もクロアチアのゴールを度々脅かした。

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