【ヴィッセル神戸 0-5 鹿島アントラーズ　J1第28節】

　明治安田生命J1リーグ第28節の試合が29日に行われ、ヴィッセル神戸と鹿島アントラーズが対戦した。

　神戸は新監督就任が決まっているフアン・マヌエル・リージョ氏がコーチとしてベンチ入りし、実質的にこの試合から指揮を執る。MFアンドレス・イニエスタは前節に続いてベンチ外で欠場となった。

　リーグ戦4連敗中の神戸は依然として苦しい戦いが続き、30分には鹿島に先制点を許す。カウンターを仕掛けた鹿島は鈴木優磨が左サイドへ抜け出してクロスを上げ、逆サイドに流れたボールをレオ・シルバがフリーで押し込んだ。

　さらに40分、CKからのボールを犬飼智也が頭で流し、西大伍が押し込んで追加点。鹿島が前半を2点のリードで折り返す。

　後半に入っても神戸は立て直せず失点を重ねる。56分にはGKキム・スンギュのミスから鈴木がボールを奪って抜け出し、無人のゴールに難なくシュートを流し込んで3試合連続ゴールを挙げた。

　75分には中盤でボールを持ったセルジーニョがエリア手前から強烈なシュートを突き刺して4点目。終了間際には左サイドから持ち込んだ土居聖真の放ったシュートが金森健志の足に当たってコースを変え5点目となった。

　神戸は今季最多となる5失点を喫してのリーグ戦5連敗（公式戦6連敗）。鹿島はリーグ戦3連勝（公式戦6連勝）で来季ACL出場権獲得へ前進している。

【得点者】
30分 0-1 レオ・シルバ（鹿島）
40分 0-2 西大伍（鹿島）
56分 0-3 鈴木優磨（鹿島）
75分 0-4 セルジーニョ（鹿島）
90+1分 0-5 金森健志（鹿島）

【了】