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アーセナルDF、仏代表から引退表明。負傷中のデシャン監督の対応を批判

text by 編集部 photo by Getty Images

ロラン・コシエルニー
フランス代表を引退したロラン・コシエルニー【写真:Getty Images】

 アーセナルに所属するDFロラン・コシエルニーは、フランス代表からの引退を正式に表明した。英メディア『BBC』などが伝えている。

 現在33歳のコシエルニーは今年5月に行われたヨーロッパリーグの試合でアキレス腱を負傷し、長期離脱を強いられることになった。ロシアワールドカップ後には代表を引退するつもりだと話していたが、そのワールドカップへの出場を逃し、そのまま引退することになるとみられていた。

 14日に正式に代表引退を表明したコシエルニーは、「フランス代表にできる限りの全力を尽くしてきたと思う。負傷で何も変わってはいない。今後もフランスのサポーターであり続けるが、今後青いユニフォームを着ることがないのは確かだ」と述べている。

 出場を逃したワールドカップでフランスが優勝を飾ったことには、率直な思いを口にしている。「負傷とワールドカップ優勝は別物だ。(フランスの)勝利によって、負傷以上に心が痛んだことは確かだと思う」と語った。

 負傷中には、ディディエ・デシャン監督を含めた周囲から冷たい対応を受けたことも告白した。「好調な時には友人がたくさんいるが、負傷してしばらくすると忘れられてしまう。彼(デシャン)は9月の誕生日に電話をくれたが、それだけだった。監督だけでなく多くの人たちに失望させられた」

 今後はクラブでのプレーに集中することになる。「負傷前と負傷後では別の自分になる。早く復帰して、アーセナルで続けていきたい」とコシエルニーは負傷からの復活に意欲を見せている。

【了】

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