本田圭佑、必然の豪州デビュー弾。「ケイスケ効果」に沸くメルボルン・V、すでに存在感は絶大

ロシアワールドカップを終え、新天地オーストラリアへ渡った本田圭佑。10月20日、ついにメルボルン・ビクトリーの一員としてAリーグでのデビュー弾に臨んだ。キャプテンマークを巻き、そして初ゴールも。しかし、これまでの本田の移籍先への順応の過程を見てみれば、その活躍も必然に思えてくる。(取材・文:元川悦子【メルボルン】)

2018年10月22日(Mon)11時59分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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キャプテンとしてAリーグデビュー

本田圭佑
本田圭佑はキャプテンとしてメルボルン・ビクトリーでのデビュー戦に臨んだ【写真:Getty Images】

 時折、冷たい雨の降る初冬のような寒さに見舞われた10月20日のメルボルン。この地で同日夜に行われたメルボルン・ビクトリー対メルボルン・シティのダービーマッチで、オーストラリア・Aリーグの2018/19シーズンが開幕した。

 今季の注目は推定年俸3~4億円とも言われる好待遇でメルボルン・ビクトリーに加入した「マーキープレーヤー」(サラリーキャップ制の制限を受けずに年俸を設定できる特別枠の選手)の本田圭佑。日本代表時代と同じ4番を背負う彼はこの日、キャプテンマークを巻いて、マーベル・スタジアムのピッチに立った。

 ちょうど2年前、本田は同スタジアムでロシアワールドカップのアジア最終予選・オーストラリア戦に挑んでいた。その時の彼は1トップに入り、原口元気の先制弾をアシストする活躍を見せたが、新天地での役割は4-3-2-1の右インサイドハーフ。「新しいポジションでまた新しいチャレンジになる」と本人が公言していた通り、得点という結果を貪欲に追い求めてきたこれまでとは異なる仕事を託されたのだ。

 本田圭佑の海外挑戦は今回が5ヶ国目。2008年1月に赴いたオランダ・エールディビジのVVVフェンロに始まり、2010年1月に移籍したロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ、2014年1月にステップアップしたイタリア・セリエAのミラン、2017年夏に渡ったメキシコ・リーガMXのパチューカ、そして今回だ。

 その5度の新天地への適応を振り返ってみると、まずVVVフェンロの時は4-2-3-1のトップ下や左ボランチ、あるいは4-3-3の左インサイドハーフを務めた。特筆すべきなのは、移籍2か月後だった2008年3月のフェイエノールト戦において移籍後初得点を直接フリーキックで決めたこと。

 翌2008/09シーズンは2部降格を余儀なくされたが、10番を背負った本田は主にトップ下のポジションで16得点13アシストという目覚ましい記録を残す。さらに1部に復帰した2009/10シーズンも開幕から開幕4戦5発と大爆発し、ゴールの山を築き上げて、約10億円近い移籍金でロシアに活躍の場を移すことになったのだ。

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