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酒井宏樹、自身初のアジア杯出場に意欲。「1つの達成感は得られるんじゃないかな」

text by 編集部

酒井宏樹
酒井宏樹【写真:Getty Images】

 日本代表は18日、20日に豊田スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2018キルギス代表戦を前に愛知県豊田市内で練習を行った。

 酒井宏樹は「まだビデオは見てないので、そこからだなと思います」とキルギスの印象について問われた一方で「無駄な試合は1試合もないですし、日本代表のユニフォーム着るんでね、そこに対してはヘンな気持ちで戦ってる選手いないので、いい試合になればいいと思います」と意気込みを語った。

 16日に行われたベネズエラ代表との試合では代表初得点を挙げた酒井。「点も取れたし、PKも与えたしってところだけがフォーカスされがちですけど、その他のシーンの方がすごく大事で、そこにすごく充実感を得ていたので、あの試合は。そこの方が自分にとっては大事かなと思います」と試合を振り返った。

 森保ジャパンではこれまで堂安律や伊東純也などといった選手と右サイドでコンビを組んできた。彼らの活かし方について酒井は「相手の出方だったり、純也だったり、律だったり、その時のコンディションがあるので、その時に動き方だったり、もともと計画していたものが、試合に反映されるってことは一度もないので、その時に考えてます」と臨機応変にプレーしている事を心掛けているようだ。

 これまでワールドカップなど代表通算49試合を戦ってきている酒井にとってアジアカップは未だ経験した事のない未知の大会だ。「自分の中では、すごく楽しみですし、1つの達成感は得られるんじゃないかなと思いますけど」と話す酒井は「トーナメント期間の体調、コンディションの違いだったり、レフリングだったりね、いろんな要素が勝利には関係してくるので、なかなか優勝できるっていうのは難しいタスクだと思いますけど、でもまあ勝った方が強いので、勝った方になれるように頑張りたいと思います」と2011年以来の優勝に照準を合わせているようだ。

 その為にも引いてくることが予想されるキルギス戦は大事なテストマッチとなる。「優勝するためには全ての要素が必要ですし、90分終わって勝ってるってチームが次に進めるっていう形式なのでね、そのためにベストを尽くしたいです」と良い形でアジアカップに臨むためにも今年最後となる試合での勝利を誓った。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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