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森保監督、“NMD”や大迫に追いつく存在は「まだまだいると思います」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

森保一
森保一監督【写真:田中伸弥】

 日本代表は20日、キリンチャレンジカップでキルギス代表と対戦し4-0で勝利した。

 森保一監督は試合を振り返り、「点差が離れてきてもチャレンジする姿勢を失わず、声をかけながら、意思統一しながらやってくれたことが良かったと思います」とイレブンを評価した。

 ベネズエラ戦から先発11人全員を入れ替えて臨んだ。前線は原口元気、伊東純也、北川航也、杉本健勇が出場。指揮官は「まずはトレーニングからやっていることを選手たちがトライしてくれたと思っています」と話した。そして、「もっと縦パスを入れることができるタイミングがあったり、あるいは縦パスが入った後に個で局面を崩すだけでなく、連係・連動の形をもっと多く出せれば良かったという課題はあると思います」と述べている。

 後半途中から大迫勇也、中島翔哉、南野拓実、堂安律を投入し、一気に試合を決めた。“主力”の本領発揮だったが、森保監督はチーム全体を見つめる。

「まだまだ経験や力が足りない選手に関しても、これからまだまだ伸び代がある選手ということで、これからの可能性という部分で招集している選手もいます。今はまだ経験の浅い選手、実力的には足りない部分がある選手も、こういう日本代表の経験を通すことによって、試合経験をすることによってさらに伸びてくると思います」

 そして、この4人を脅かす存在も「まだまだいると思います」と期待を寄せた。

 2018年最後の代表戦を快勝で終えた。来年1月のアジアカップに向け森保監督は「成績を保証してくれるものではないということは、しっかり考えを持っていかなければいけない」と気を引き締めていた。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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