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本田圭佑、過密日程の中監督でも選手でも結果。「ギリギリ合格点の調整ができた」

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
メルボルン・ビクトリーの本田圭佑【写真:Getty Images】

 オーストラリアのメルボルン・ビクトリーでプレーしながらカンボジア代表の実質的な代表監督を務める本田圭佑は、“二足のわらじ”による慌ただしいスケジュールを過ごしつつ、監督と選手の両方で結果を出した。本田の有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』では、25日の試合終了後に行われた本田のロングインタビューを抜粋して伝えている。

 本田は今月11日に行われたセントラルコースト・マリナーズ戦で先制点を記録して勝利に貢献したあと、翌12日にはカンボジア代表のミャンマー戦を指揮。続いて20日にもラオス戦で指揮を執り、監督としての初勝利を挙げた。その後はまたすぐにオーストラリアへ戻り、25日のシドニーFC戦では自ら獲得したPKで決勝ゴールを記録した。

 過密日程の中で2つの仕事を切り替えなければならない状況について、本田は「難しかったですよね。初めての経験だったんで」とコメント。「とにかく時差ボケと移動疲れというものが最大の敵でしたよね、今回は」とその負担の大きさを強調している。

 エリア内右サイドで倒されてPKを獲得したプレーについては、利き足ではない右足でプレーするしかない状況で、相手DFのタックルを予想して体を入れるという「駆け引き勝ち」だったと振り返っている。「良いDFやったら確実に止まってたんでしょうけど、向こうは俺が左利きやってことをあの場面で冷静に判断できなかったのか無駄なファウルをしたという形ですね」と語った。

 過密日程は一段落つき、次節は12月1日のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦。「次節は間違いなく(コンディションを)戻せて挑めますし、今回初めて今までにないハードスケジュールを経験して、ギリギリ合格点を与えられる調整ができたので、今後はもっとうまく調整ができると思います」と本田は自信をのぞかせている。

【了】

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