ドルトムント、“Bチーム”でも発揮する強さ。ロイス不在も…ぐらつかなかった骨組み

現地時間11日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグA組最終節、モナコ対ボルシア・ドルトムントの一戦は2-0でアウェイチームが勝利している。同試合はいわばBチームで挑んだドルトムント。それでも骨組みがぐらつくことは、まったくなかった。その理由はどこにあるのだろうか。(文:本田千尋【ドイツ】)

2018年12月12日(Wed)11時50分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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ロイス不在でも機能したシステム

ボルシア・ドルトムント
ドルトムントはいわばBチームでモナコ戦に挑んだが、敵地で強さを発揮した【写真:Getty Images】

 マルコ・ロイスはいなかった。だが、“ロイス・システム”は機能し続けた。11日に行われたチャンピオンズリーグ、グループAの最終戦。南仏に渡ったボルシア・ドルトムントは、いわば“Bチーム”でモナコと戦った。

 いつもと変わらない[4-4-2]の布陣。しかし、中身はまるで違った。GKはマルヴィン・ヒッツ。DFラインは右SBアクラフ・ハキミ、右CBエメル・トプラク、左CBアブドゥ・ディアロ、左SBマルセル・シュメルツァー。中盤はマフムート・ダフート、ユリアン・ヴァイグルのダブルボランチと、左右のSHにラファエル・ゲレイロとクリスティアン・プリシッチ。そしてワントップにマキシミリアン・フィリップ、セカンドトップにマリオ・ゲッツェだ。

 キー・プレイヤーのロイスのいない“ロイス・システム”。しかし、その骨組みがぐらつくことはなかった。どこかリラックスした様子の選手たちは、攻守にスムーズな連動性を発揮。“Bチーム”にありがちな連系面でのたどたどしさはなかった。
 
 もっとも、対戦相手のモナコに、そもそもこの試合に対するモチベーションがあったのかどうか疑わしい。ティエリ・アンリ監督率いるチームは、11月上旬の第4節を終えた時点にはグループリーグ敗退が決まっていた。11月下旬の第5節を終えた時点では、ヨーロッパリーグに回る可能性も絶たれている。モナコからすると、ドルトムント戦は正真正銘の消化試合に過ぎなかった。

 3分にはCBブノワ・バディアシルが、ボランチのアイ・ベナセルに向けて、“気の抜けた”パスを出す。フィリップがカットしてそのままゲッツェに送る。ロイスに代わって腕章を巻いた背番号10は、ドリブルでペナルティエリア内に進んでシュートを打つ。ボールは枠を左に逸れたが、モナコのモチベーションの欠如が如実に現れた場面だった。

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