「恐怖心はなかった」。宇佐美が語る自信。ドルトムントに欠けていた情熱と勝利への欲望

2018年12月19日(Wed)12時10分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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1点を返すのが精一杯。リーグ初黒星を喫す

 ボールを回しているようで、回させられていたドルトムント。手をこまねいていると、  56分、フォルトゥナに追加点を許す。ペナルティエリアの右の角の外から、宇佐美のパスを受けたヤン・ツィンマーに、豪快なミドルシュートを決められてしまう。沸騰するメルクル・シュピール・アレナ。

 もちろんこのまま敗北を受け入れられるはずもなく、ルシアン・ファブレ監督は60分にサンチョとアルカセルを同時投入。だが、割り切ってゴール前を固く閉ざすフォルトゥナを崩すことは、簡単ではなかった。

 スイス人指揮官は、次のようなコメントを残している。

「フォルトゥナはとても深く引いてプレーした。我々はディフェンスの穴を見つけることができなかった。彼らは戦術的に良いプレーをしたね」

 ドルトムントは、81分にアルカセルがヘディングで1点を返すのが精一杯だった。昇格組のフォルトゥナに1-2で敗戦。今季初の黒星を喫してしまう。

 GKロマン・ビュルキは「情熱が十分ではなかった」と振り返った。容赦なく続く過密日程。「疲労」が蓄積する中、戦力の劣る昇格チームを相手に「貪欲でなければならない」ことは、難しかったかもしれない。どちらかと言うと、首位チームを迎え撃つ方が、テンションと集中を高く保ちやすかっただろう。

 いずれにせよ欠けた「情熱」を取り戻して、前半戦の最終戦に望みたいところだ。次節の相手は2位のボルシアMG。ここで負けると、一挙に勝ち点差を3に縮められてしまう。

(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

【了】

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