ロナウド加入、真の効果。勝利への執着心、接戦の逞しさ・・・記録的ペースで得た勝ち点53

現地時間29日に行われたセリエA第19節ユベントス対サンプドリアの一戦は2-1とホームチームの勝利に終わっている。破竹の勢いで勝ち点を積み重ねるユーベだが、楽に稼いできたわけではない。それでも、7連覇中のチームにクリスティアーノ・ロナウドが加わったことは、王者をさらに逞しくさせている。(文:神尾光臣【イタリア】)

2018年12月30日(Sun)12時10分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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前半戦におけるセリエAの歴代最多勝ち点記録を樹立

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クリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 29日のユベントスvsサンプドリア戦で、クリスティアーノ・ロナウドは2ゴールを挙げて勝利に貢献した。これでリーグ戦通算14ゴール。前節までに13ゴールを挙げていたジェノアのクシシュトフ・ピオンテクがこの日ノーゴールに終わったため、得点ランキング1位に躍り出てシーズンを折り返すこととなった。

 1ゴール目は開始2分、流れの中からの得点で相手の出鼻をくじいた。4-3-1-2のシステムをとる関係上、守備の枚数がどうしても少なくなるサイドを崩した。左のオープンスペースに大きく張って幅を取り、右にいたパウロ・ディバラからサイドチェンジを呼び込む。マークについたサンプの右SBヤコポ・サーラをフェイントで翻弄したのち、内側に切り込んで右足で振るう。GKからはDFに視野を遮られるような角度で放たれたシュートは、ゴール右下隅へ突き刺さった。

 2ゴール目は65分。同点に追いつかれ、ユーベにとっては嫌なムードとなっていた中、相手DFのハンドで得たPKを、豪快に蹴り込んだ。サンプGKエミル・アウデーロが横に飛ぶのを見切り、強気に中央へ蹴り込んだ。

 彼の2得点でユベントスは勝利。これで18勝1分と勝ち点を53に伸ばし、前半戦におけるセリエAの歴代最多勝ち点記録を樹立した。C・ロナウドの加入が大きなプラスになったことは、結果だけを見ても明らかだ。プレーの内容でもほぼ完璧にチームにフィット。当初は得点源として期待されたが、点を取る仕事をきちんと果たしつつ、頻繁に動いてチャンスメイクでも貢献している。

 7連覇中とただでさえ強かったところに、世界的なスターの加入はまさに鬼に金棒。セリエAにおいてはユーベ1強の感がますます強くなってしまった。ただ彼らが、楽に勝ち点53を稼げたのかというと、決してそうではない。この19試合、拮抗した内容のものが非常に多かった。特にこのサンプ戦に至っては、相手に押されていたところをジャッジに救われた格好となった。

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