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武藤嘉紀、ようやく真の「フィジカル対決」へ。イランは「きれいなサッカーだけでは勝てない相手」

text by 編集部 photo by Getty Images

武藤嘉紀
武藤嘉紀【写真:Getty Images】

 日本代表は25日、28日に行われるAFCアジアカップ2019準決勝のイラン戦に向けた練習をした。FW武藤嘉紀は、イラン戦に対して良いイメージを持っているようだ。

 出場停止のため準々決勝のベトナム戦を欠場した武藤は、「だいぶ元気になりました」と笑顔。「次はホント100%の状態でいける。今日の練習もすごく軽かったし、楽しみです」と語り、状態は良さそうだ。

 武藤は2015年に行われた国際親善試合のイラン戦でゴールを挙げている。「ものすごく強いって感じはした」と語る武藤だが、「特にやりづらかったというのはない」。「だいぶ強いと思いますけど、この死闘を制して決勝に進めればいいなと思っています」と話した。

 ここまで安定した強さを見せて勝ち上がっているイランは、フィジカルも強い。「だから本気で当たれますよね」と武藤は語る。「今までは背の低い選手」が多く、「思い切りぶつかったらファウルになってしまう」「ここからは相手もそんなに簡単に転んでくるようなヤワな選手はいないですし、フィジカル対決になるのは間違いない。きれいなサッカーだけでは勝てない相手だと思うので、僕たちがとにかくそこを制して試合も制することができれば」と意気込んだ。

 イラン戦が最大の山場となるとの見方について「間違いない」と武藤。ただし、「勝てない相手ではない」とも感じている。「全員が一丸となって、泥臭く、どんな内容でも。内容で叩かれても勝てばいい」と、結果のみを追求していく考えだ。

(取材:元川悦子【UAE】、文・構成:編集部)

【了】

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