伝説のFWクライファートが語るバルサ愛、息子ユスティン、そしてオランダの新たな至宝【インタビュー】
先日までAFCアジアカップ2019が開催されていたUAEに、かつてバルセロナやアヤックスなどで活躍した元オランダ代表FWのパトリック・クライファート氏が滞在していた。ラ・リーガのアンバサダーとして忙しいスケジュールをこなす合間に、往年のレジェンドFWがインタビューに応じ、息子ユスティンやバルサ加入が決まったあの逸材について惜しみなく語ってくれた。(取材・文:舩木渉【UAE】)
2019年02月05日(火)10時52分配信
才能あふれるオランダ人MFが移籍「バルサの10番には…」
――本日はお忙しい中、お時間を取っていただきありがとうございます。ラ・リーガのアンバサダーとして活動されていますが、古巣のバルセロナの今季の戦いぶりをどのようにご覧になっていますか?
「バルサは今季も3つの大会を並行して戦わなければならない。だが、今のところリーガでは素晴らしい戦いをしている。チャンピオンズリーグ(CL)でもラウンド16に勝ち進んでいて、コパ・デル・レイも残っている。すべての大会で順調と言えるだろう。この状態には私も非常に満足しているよ」
――バルサにとって、そしてそこでプレーする選手にとってリーグ戦とCLのどちらのプライオリティが高くなるのでしょうか。
「間違いなくCLだ。もちろんリーガも大事だが、CLで優勝すれば次のシーズンの大会にも出られる。スペインにはリーガやコパ・デル・レイがあって、これらもないがしろにはできないが、最も重要なのは明らかにCLだね」
――最近、クライファートさんと同じオランダ人のフレンキー・デ・ヨングがアヤックスからバルサに移籍することに決まりました。もちろん冗談ですが、彼は「バルサの10番になりたい」と言っていました。あなたは彼にそれだけの潜在能力があると思いますか?
「冗談だって? 10番は彼が手に入れられるものではないよ」