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Jリーグ 5年前

川崎F、最強FW獲得で果てしない期待。3連覇へ見せ続けたい王者の貫禄【2019年Jリーグ補強診断】

2019年のJ1リーグが間もなく開幕する。新シーズンに向け各クラブはどのような補強を行ったのだろうか。今回は、リーグ3連覇を目指す川崎フロンターレを取り上げる。

シリーズ:2019年Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

盤石の布陣で複数タイトルの獲得を

川崎フロンターレ
昨季、J1リーグ連覇を果たした川崎フロンターレ【写真:Getty Images】

 昨季、クラブ初の明治安田生命J1リーグ連覇を果たした川崎フロンターレ。34試合で21勝7分6敗という成績を収め、リーグ最多得点&最少失点を記録するなど、王者にふさわしいシーズンを送った。

 そして、2季連続のチャンピオンとして迎える今季。当然、目標は鹿島アントラーズ以来となるリーグ3連覇だ。川崎Fはこのミッションを達成するべく、今冬に積極的な補強を行った。

 CFにはブラジル代表としてロンドンオリンピックで得点王に輝いたレアンドロ・ダミアンを獲得。身長187cm、体重87kgの体躯を誇る同選手は、空中戦の強さはもちろん、ポストプレーの上手さや抜群の決定力を兼ね備える実力派FWだ。小林悠と激しい定位置争いを繰り広げると思われるが、チームにとっては大きな補強となった。

 セレッソ大阪からは、FW、MF、DFと各ポジションでプレーすることができるJリーグ屈指のユーティリティープレーヤーである山村和也を獲得。サンフレッチェ広島からは、攻撃的SBである馬渡和彰が加入している。いずれの2選手も実力は申し分なく、貴重な戦力として数えることができるだろう。AFCチャンピオンズリーグ、YBCルヴァンカップ、天皇杯を戦う川崎Fにとって選手層に厚みを加えると言う意味では、こちらも大きな補強となった。

 また、ジェジエウ、マギーニョといったブラジル人選手にも大きな期待が抱ける。後者は新チームにおいて主力となることが濃厚で、清水エスパルスへと移籍したエウシーニョの穴を埋められるかに注目が集まる。

 昨季の主力選手もおおむね残留を果たしており、盤石の布陣を築くことに成功したと言えるだろう。リーグ3連覇へ向け、視界は良好だ。

 もちろん、リーグ戦のみならずACLやルヴァンカップなどでも好成績を収めたいところ。2019シーズン、川崎Fに懸かる期待は果てしなく大きい。

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