フットボールチャンネル

神戸、ATに逆転されるも土壇場で執念のドロー。両チーム合わせて3本のPK獲得

text by 編集部 photo by Getty Images

ウェリントン
ウェリントン【写真:Getty Images】

【名古屋グランパス 2-2 ヴィッセル神戸 YBCルヴァンカップ グループC第1節】

 YBCルヴァンカップのグループC第1節が6日に行われ、ヴィッセル神戸がアウェイで名古屋グランパスと対戦し、2-2の引き分けとなった。

 神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとFWダビド・ビジャがベンチ入り。FWには19歳の郷家友太、小川慶治朗、ウェリントンが先発に名を連ねた。FWルーカス・ポドルスキはベンチ外となった。Jリーグ開幕から2連勝中の名古屋は18歳のDF菅原由勢がセンターバックに入り、ジュビロ磐田から期限付き移籍中のU-21日本代表MF伊藤洋輝らが先発と若手を起用した。

 19分、神戸がチャンスを作る。名古屋のDFラインの裏に抜け出した小川がペナルティエリア右に進入。MF田中順也にパスを送ると、そのまま左へパス。GK武田洋平が一度触るが、DF藤谷壮が反応しシュートを放つ。無人のゴールへ放ったシュートはゴール左に外れてしまう。

 前半ATの46分、ペナルティエリア手前のやや右寄りの位置でDF櫛引一紀がハンド。神戸はFKを得ると、田中が強烈なシュートを放つが、武田が好セーブ。神戸はチャンスを作るも、得点には至らず。スコアレスで前半を折り返す。

 カウンターから神戸がチャンスを作る。57分、小川が左サイドで受けると、中央にドリブル。小川を追い越しペナルティエリア左に進入した田中にパスを送る。田中はグラウンダーで中央にクロスを送ると、ウェリントンが流し込み、先制に成功した。

 だが、79分に名古屋がPKを獲得する。神戸陣内中央でボールを受けたMF榎本大輝がドリブルで持ち上がる。そのままペナルティエリア内に進入すると、対応したDF橋本和が榎本を倒してしまい、ファールの判定。このPKをFW相馬勇紀がきっちり決め、同点に追いついた。

 すると、同点に追いついた名古屋に逆転のチャンスが訪れる。90分、ハイプレスで神戸のミスを誘発すると、こぼれ球を拾ったMF小林祐紀がドリブルでペナルティエリア右へ。すると、GK前川黛也がスライディングタックルに行き、ファールの判定。これで、名古屋が2本目のPKを獲得した。このPKをまたも相馬が決め、名古屋が逆転に成功した。

 だが、これで終わらなかった。93分、郷家がペナルティエリア内でシュート。これは武田にセーブされるが、こぼれ球を郷家が再びシュート。これはまたも武田に阻まれる。だが、このこぼれ球にMF三原雅俊が反応し、飛び込んだところにMF和泉竜司と交錯。和泉のファールを取られ、神戸がPKを獲得した。これをウェリントンが決め、神戸が土壇場で2-2の同点とした。

 これで試合は終了し、2-2の引き分けとなった。

【得点者】
57分 0-1 ウェリントン(ヴィッセル神戸)
80分 1-1 相馬勇紀(名古屋グランパス)
90+1分 2-1 相馬勇紀(名古屋グランパス)
90+5分 2-2 ウェリントン(ヴィッセル神戸)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top