J最強の守備、FC東京。鉄壁の理由に迫る。ワールドクラスをも封じる“鬼に金棒”完璧な守り

明治安田生命J1リーグ第4節が17日に行われ、ホームの2位・FC東京が1位・名古屋グランパスに1-0で勝利して4年ぶりの首位に浮上した。元ブラジル代表のFWジョーを中心に快進撃を続けていた名古屋をシャットアウトした東京。第1節で圧倒的な攻撃力の川崎フロンターレ、第3節でFWフェルナンド・トーレス擁するサガン鳥栖を完封したのに続き、今季4戦で早くも3回目の無失点試合となった。昨季J王者を、そしてワールドクラスのストライカーをも封じる鉄壁の守備の理由に迫る。(取材・文:下河原基弘)

2019年03月19日(Tue)11時10分配信

シリーズ:週刊Jリーグ通信
text by 下河原基弘 photo Getty Images
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まるで難攻不落の城

FC東京
FC東京は粘り強い守備を見せ、名古屋グランパスを完封。4節を終え、首位に躍り出た【写真:Getty Images】

 驚異的な高さと強さを誇るFWジョー、J屈指のテクニックを持つMFガブリエル・シャビエル、抜群の決定力を見せるFW赤﨑秀平、周りの選手を生かして敵陣に侵入してくるMF和泉竜司。名古屋の強力アタッカー陣が怒涛のように東京ゴールに迫り続けたが、ホームチームの守備陣は冷静に力強く対応していった。

 1人がボールを持つ相手にチャレンジすると、その後ろには味方選手がきっちりと入りリスク管理とカバーを怠らない。もしシュートシーンまで持ち込まれても、あきらめず体を寄せ、万全の態勢で打たせずコースを限定した。

 そして最後に待ち構えるのがGK林彰洋。絶妙のポジショニングと鋭い反応で好セーブを連発し完封勝利を引き寄せた。幾重にも備えがされる様子は、まるで難攻不落の城のよう。名将・風間八宏監督率いる名古屋ですら、東京の堅城を落とすことはかなわなかった。

「全体的に悪い試合とは思っていません」と敵将が話したように、アウェイチームの出来は決して悪くはなかった。

 ただ、今回は東京の守備が相手を上回った。

「今の結果に不思議な気はしないし、自分たちの昨年からやってきたこと、それが結果としてあらわれている」とDF森重真人は淡々と、しかし自信をみなぎらせて語った。

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