三浦知良、52歳の生き様。その起用法に大きな変化。三ツ沢はキング・カズの魂がある場所

52歳を迎えた横浜FCのFW三浦知良。常にハードなトレーニングを続けているが、肉体や感覚は違和感を覚える。その中で、今季の起用法には大きな変化が見られた。全試合ではなくとも、自らのパフォーマンスを最大限に保つために、カズはどのような調整を続けているのか。(取材・文:藤江直人)

2019年04月05日(Fri)10時20分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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今季すでに5試合のベンチ外。その理由は?

三浦知良
横浜FCに所属する三浦知良【写真:Getty Images】

 ピッチに立つたびにJリーグの最年長出場記録を更新し続けるレジェンド、52歳のFW三浦知良の起用法に、いままでには見られなかった大きな変化が生じている。

 たとえば昨季のカズは年間42試合を戦うJ2リーグ戦にJ1参入プレーオフ2回戦、3回戦まで進出した天皇杯の2試合を加えて45を数えた横浜FCの公式戦で、実に42回にわたってベンチ入りを果たしている。外れたのはリーグ戦の3試合だけだった。

 リーグ戦でピッチに立ったのはすべて途中出場で9試合、プレー時間の合計もわずか59分間にとどまった。ゴールを奪うこともできず、ジュビロ磐田が待つJ1参入プレーオフ決定戦進出をかけた古巣の東京ヴェルディとの大一番も、リザーブとして終戦を見届けた。

 それでも、試合終了間際に喫した悪夢の失点で、J1昇格の夢を絶たれた直後には努めて前を向き、プロになって34年目となる今季への誓いを新たにしていた。

「先発かどうかは監督が決めることだけど、常にベンチに入るコンディションまではもっていけた。自分自身を評価するとまではいかないけど、ひとつの自信にはしていきたい」

 オフには恒例のグアムでの過酷な自主トレを、年末と年始の2度にわたって敢行。迎えた今季は一転して、U-20代表に飛び級で名前を連ねる17歳のホープ、FW斉藤光毅のプロ初ゴールで愛媛FCを破った3日の明治安田生命J2リーグ第7節を含めて、すでに5試合でベンチを外れている。

 V・ファーレン長崎との開幕戦は、敵地への遠征メンバー19人に名前を連ねながら、キックオフ直前になってベンチ入りメンバーから外れる一人となった。モンテディオ山形と対峙したホーム開幕戦ではベンチ入りしたものの、出番が訪れることはなかった。

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