磐田、ようやく掴んだ初勝利。序盤に見せた一工夫、2点目に象徴されるチームの決意とは?

2019年04月09日(Tue)10時50分配信

シリーズ:週刊Jリーグ通信
text by 下河原基弘 photo Getty Images
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出させなかった湘南の強み

 そして、指揮官の言葉には続きがある。

「その走るという意味ではただ素走りで、ただ全力でというわけではなくて、質の良さが求められていると思うので、その質が非常に良かった。特に山田(大記)、大久保(嘉人)あたりの帰陣のスピードもそうでしたし、最後に象徴されるように、奪ったあとに出ていこうと決断した人間の長いスプリントもそうでしょう。そういう連続性があったからこそ、そういうふうに見ていただけたのではないかと思っています」と、走ることで相手の良さを消したのではないかという質問への回答をしめた。

 質、量ともに十分だった走りの効果もあり、出させなかった相手の強み。MF山田大記は「密集の速さだったり、切り替えの早さだったり、球際の集まりは湘南のストロングだと思うが、そういうところは自分たちも意識したし、集中力を高く保って、そこは結構やれたかな」と対策が機能していたことを明かした。

 MF田口泰士も「相手がどういう戦い方をしてくるか分かっていましたし、そこに構えることなく逆に自分たちが前に前にという気持ちで、それを表現できたかなと思います。そこまでいつもの湘南の良さを出させず、今日は消せたのかなと思っています」と満足げに話した。敵将・曹貴裁監督も「彼らもわれわれのストロングを出させない戦い方を間違いなくしてきたと思います」と認めていた。

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