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浦和、韓国王者に敗れグループ首位明け渡す。全北現代のブラジル人コンビに失点許す

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズと全北現代
浦和レッズと全北現代【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 0-1 全北現代 ACL グループG第3節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループG第3節が9日に行われ、首位浦和レッズがホームで韓国王者の全北現代と対戦し、0-1で敗戦した。

 勝ち点4でグループGの首位に立っている浦和は3バックにDF槙野智章、岩波拓弥、マウリシオを起用。左のウィングバックにDF宇賀神友弥、右にはDF森脇良太が入った。2トップにはFW武藤雄樹と興梠慎三が入っている。DF山中亮輔、MF汰木康也、FW杉本健勇はベンチスタートとなっている。対する全北現代は39歳のレジェンドFWイ・ドングクが先発に入った。

 浦和はいきなりピンチを迎える。6分、左サイドのFKから中央で受けたFWリカルド・ロペスがダイレクトで強烈なシュートを放つ。これは浦和の守護神西川が片手でセーブ。続く8分、宇賀神がボールを奪われると、DFチェ・チョルスンがFWイ・ドングクに縦パス。これをもう一度チェ・チョルスンに落とすと、ミドルシュートを打たれる。さらに、9分にも全北現代にシュートを打たれ、浦和は立て続けにピンチを迎えた。

 序盤は全北現代の速いプレスに手を焼き、ボールをつなぐことができない浦和。ディフェンス陣が踏ん張るも、奪った後が繋がらない。対する全北現代はゴール前まで運べるも、中々シュートが決まらない。

 23分には全北現代の右コーナーキックからイ・ドングクがファーサイドでフリーになり、ヘデングシュートを放つがゴール右に外れる。浦和は中々リズムをつかむことができず、全北現代ペースで試合が進む。

 32分、左サイドに展開した浦和は宇賀神が縦に仕掛け、クロスを供給。ファーサイドの武藤がヘディングシュートを放つも、威力が弱くGKに楽々キャッチされる。だが、浦和がようやくチャンスらしいチャンスを作った。徐々にリズムを掴む浦和は続く33分、上がって来た槙野がバイタルエリア中央からミドルシュート。これはGKに阻まれる。

 前半は全北現代ペースだったが、後半に入るとホームの後押しを受けている浦和が徐々にペースを握っていく。だが、全北現代も譲らず、しばらく拮抗した試合展開が続く。

 すると77分、右サイドのスローインからボールをうまく繋がれ、FWカルロス・アドリアーノがFWリカルド・ロペスにパスを供給し、ロペスが倒されながらも、アドリアーノに落とす。これを受けたアドリアーノがシュートを放つと、ゴールに突き刺さった。浦和は全北現代に先制を許した。

 すると84分にMF柏木陽介に代え、23歳の汰木を投入。続く88分には岩波拓弥に代え、杉本を投入し攻勢に出る。同点に追いつきたい浦和だったが、最後まで得点を奪うことができず。0-1で全北現代に敗戦した。

 全北現代に敗戦した浦和は勝ち点4のまま、全北現代は勝ち点を6に伸ばし、暫定首位に立った。

【得点者】
77分 0-1 カルロス・アドリアーノ(浦和レッズ)

【了】

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