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浦和、1点差に詰め寄るも韓国王者に連敗。2試合を残して3位転落

text by 編集部 photo by Getty Images

興梠慎三
興梠慎三【写真:Getty Images】

【全北現代 2-1 浦和レッズ ACL グループG第4節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループG第4節が24日に行われ、2位浦和レッズがアウェイで韓国王者でグループ首位の全北現代と対戦し、1-2で敗戦した。

 グループ2位の浦和は2トップにFW興梠慎三と武藤雄樹を起用。左ウィングバックにはDF山中亮輔、右にはDF森脇良太が入った。3バックにはDF槙野智章、鈴木大輔、マウリシオが起用された。

 浦和がいきなり先制点を奪われる。12分、自陣の右サイドで森脇がFWリカルド・ロペスにボールを奪われると、そのままペナルティエリア手前まで運ばれ、右足で強烈なシュートを打たれる。これがゴール右隅に決まった。浦和はいきなり全北現代に先制を許した。

 その後、同点を目指した浦和だったが、リカルド・ロペスの個人技に手を焼き、ピンチを作られる。山中の惜しいシュートなどもあったが、同点ゴールを奪えないまま0-1で前半を折り返した。

 1点の欲しい浦和は槙野に代え、DF岩波拓也を投入した。だが48分、自陣右サイドで森脇がボールを奪われると、左サイドに開いたリカルド・ロペスに繋がれ、クロスを供給。中央でFWキム・シンウクにヘディングで合わせられ、西川が一歩も動けず。後半開始早々に追加点を奪われた。

 だが、浦和が1点差に迫る。右サイドのセンターライン付近でボールを受けた森脇がCBの間に走っていた興梠にピンポイントのロングパス。トラップした興梠はGKと1対1となり、冷静にゴール右に流し込んだ。

 82分、センターライン付近でボールを拾ったリカルド・ロペスが一気に加速。ペナルティエリアまで運ぶと、そのまま自ら右足でシュート。これは浦和DFがブロックする。

 結局、試合はこのまま終了。浦和は1-2で韓国王者に敗戦した。敗れた浦和は勝ち点4のままで暫定2位。勝利した全北現代は勝ち点を9に伸ばし、首位をキープした。この結果、今節勝ち点4で3位の北京国安と同3で4位のブリーラム・ユナイテッドのどちらかに抜かれ、3位転落になることが確定した。3位転落となった浦和は残り2試合を残して、決勝トーナメント進出となる2位以内を目指す。

【得点者】
12分 1-0 リカルド・ロペス(全北現代)
48分 2-0 キム・シンウク(全北現代)
48分 2-1 興梠慎三(浦和レッズ)

【了】

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