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鹿島、安部裕葵の今季初ゴールなどで公式戦の連敗をストップ。川崎Fはリーグ初先発の脇坂泰斗が2Aの活躍で4連勝

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島サポーター
鹿島サポーター【写真:Getty Images】

 令和最初となる明治安田生命Jリーグの試合が3日に各地で行われた。15時キックオフの試合では、鹿島アントラーズと清水エスパルス、川崎フロンターレとベガルタ仙台がそれぞれ対戦した。

 公式戦連敗中の鹿島はリーグ戦9位と苦戦中。2トップにはFW土居聖真と伊藤翔が入った。対する14位清水は前節浦和に2失点で敗戦。今季3勝目を目指す。

 11分、左サイドを抜け出した安西とのパス交換で左サイドを抜け出した白崎が左足でグラウンダーのクロス。これにニアに走り込んできた伊藤が潰れると、こぼれ球を土居が右足でシュート。これがゴールに突き刺さり、鹿島が先制となった。

 1点をリードした鹿島だったが、中々追加点を奪うことができない。だが69分、ペナルティエリア手前の右からレオ・シルバのパスを受けたレアンドロがエリア内でボールをキープし、中央に速いクロス。これに代わって入ったばかりの安部がダイレクトで合わせ、鹿島がリードを2点に広げた。続く72分に安西が3点目を決め、勝負あり。このまま試合が終了し、3-0で鹿島が勝利を収めた。勝利した鹿島は公式戦の連敗を2でストップ。一方、敗れた清水はリーグ戦2試合連続の無得点に終わり、2連敗となった。

 同時刻に行われた川崎Fと仙台の試合は、3-1で川崎Fが勝利を収めた。怪我人続出の3位川崎FはMF脇坂泰斗がトップ下でリーグ戦初先発。ワントップにはFW小林悠が入り、右にはMF齋藤学、左にはMF長谷川竜也が起用された。対する前節逆転勝利の仙台は4バックを採用。FWにジャーメイン良とハモン・ロペスが入った。

 先制したのは川崎Fだった。13分、ペナルティエリア手前で受けた脇坂がペナルティエリアにいた小林にスルーパス。これをワントラップから左足を振り抜くと、ゴール左に突き刺した。小林の公式戦3試合連続ゴールで川崎が先制した。

 続く37分、自陣右サイドで斎藤がインターセプト。ドリブルで相手陣内へ侵入した斎藤は右サイドに開いた脇坂へパスを供給。中央へグラウンダーのクロスを送ると、中に走り込んできた長谷川がダイレクトで合わせ、リードを2点に広げた。

 後半に入っても川崎Fペースは変わらず。53分、右サイドを抜け出した長谷川がペナルティエリア内にドリブルで侵入。すると永戸が長谷川を倒してしまい、PKの判定。このPKを小林が決め、リードを3点に広げた。

 だが、仙台が反撃に出る。69分、右サイドのクロスにFW長沢駿がペナルティエリアで大岩に落とし、右足を一閃。これが決まり、2点差とした。1点を返した仙台だったが、追加点を決めることができず。3-1で川崎Fが勝利を収めた。川崎Fはこれでリーグ戦4連勝とした。敗れた仙台は連勝を逃した。

【了】

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