香川真司には「時間が少なすぎ」、長友佑都は「助かった」。明暗分かれた熱狂の渦での再会

トルコ1部スュペル・リグ第31節が現地5日に行われ、香川真司が所属するベシクタシュと長友佑都が所属するガラタサライが激突した。国内屈指の熱狂度を誇る「イスタンブール・ダービー」で再会した2人の明暗はくっきりと分かれた。(取材・文:本田千尋【トルコ】)

2019年05月06日(Mon)13時18分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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「もう少し時間が欲しかった」

香川真司
ベシクタシュのMF香川真司【写真:Getty Images】

 悔しさが募る。5月5日に行われたスュペル・リグ第31節。狂乱のイスタンブール・ダービーで、ベシクタシュの香川真司に出場機会が訪れたのは、ようやく75分のことだった。スコアは0-2。ガラタサライにリードを許していた。

 アデム・リャイッチと並び、インサイドハーフのポジションに入った香川。敗色が濃厚な状況を打開しようと奮戦する。パスを貰えばサイドに広く展開し、自身もゴール前に飛び込んでいった。だが、決定機を演出することはできない。いかんせん、時間が足りなかった。

 試合後、香川は次のように振り返った。

「リャイッチと共にボールを受けながら、出来たらいいなと思ってたんですけど、試合中話をしながらね。ただやっぱり、ちょっと時間が少なすぎたなと思うし、もっとやれることはたくさんあったのかなと。そういう意味ではちょっと悔しかったですけどね、時間的にね」

 背番号23は、与えられた「時間」の長さについて、繰り返し言及した。

「なかなか味わえない雰囲気だったし、試合前も含め、本当に最高の雰囲気でやれるんだなと思いながら試合を見てたので、もう少し時間が欲しかったなと思います」

 トゥルク・テレコム・スタジアムを埋め尽くしたトルコ人たち、特にガラタサライの信者たちの放つ凄まじい熱量。ベシクタシュがボールを持てば、耳の奥を抉るようなブーイングが響き渡る。サッカー選手として胸躍る舞台。そういった意味でも、もう少し長くプレーする「時間」をもらうことが出来れば――。試合後の香川は、ひどくもどかしさを感じているようだった。

「別に調子は悪くなかったし、良いパフォーマンスを継続できていたので、だからそういう意味では非常に悔しいです」

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