【英国人の視点】カマタマーレ讃岐、J3降格で生まれた「チャンス」。クラブに流れるポジティブな雰囲気

2019年05月12日(Sun)10時00分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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「とにかく楽しめている」

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キャプテンの竹内彬【写真:Getty Images】

「1年でJ2に戻ることしか考えていません。監督もいつもそう言っています。J3は本当に厳しいリーグだと思いますが、ただ前だけ見ています。プレッシャーはないですし、とにかく楽しめています」。キャプテンの竹内彬は試合後にそう話していた。

 強い日差しの照りつける中行われた、先週末のPikaraスタジアムでの試合の雰囲気は、私が前回訪れた2017年8月とは間違いなく違っていた。

 その日の試合で讃岐は、横浜FCを相手に1-0の勝利を収めたのだが、順位の上では20位に位置しており、その後は15試合にわたってホームで白星を挙げることができなかった。地元ファンの前で次に勝てたのは翌年6月、瀬戸内海を挟んだ隣県のファジアーノ岡山に1-0の勝利を収めた試合だった。

 昨季の讃岐がホームで勝ち点3を手に入れられたのはわずか4回。そのうち3回は岡山戦の勝利を皮切りに、勝ち点を積み重ねたシーズン中盤の好調な時期だった。だが、ラスト17試合はわずか1勝という散々な成績が続き、最終的転落を余儀なくされる結果となった。

 J3を戦う今季、ゴールデンウイーク中に香川県内を回っていると、高松空港でも商店街でも、スーパーで食料品を買っていても、カマタマーレのポスターが目に入らない場所はなかった。ピッチ内外で苦しい状況(練習する芝のピッチを探して奔走することもあった)を過ごそうとも、相変わらずクラブは確かな存在感を持っていることが示されていた。

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