7連敗はイニエスタも「答えを知りたい」未知の領域。ビジョンなき神戸はどこに向かうのか?

2019年05月16日(Thu)11時36分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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「他のことは考えず、まず目の前の試合に勝つ」(大崎)

大崎玲央
鹿島戦に慣れない右サイドバックとして先発した大崎玲央【写真:Getty Images】

 神戸の左サイドバックを務めた三原雅俊は「攻撃のところだとやっぱりミスが多かったですし、守備のところは連動して前からいけずに間が空いて間延びしてしまったと思うし、何かこれというのはないですけど、いろいろなものが積み重なっている」と深刻な表情で、解決が簡単ではない現状を分析する。

 元々の狙いとして「本当は前から行きたかった」と三原は明かすが、「行けずに中盤でうまく動かされた」とも語る。簡単にゴール前まで迫られてしまう守備のまずさは攻撃にも影響している。三原は「ビルドアップのところで相手の中盤を外すところまではいけていても、その後の精度だったり、アイディアだったり、チャンスにつなげるところまでいけていないので、全然怖い攻撃ではない」と自覚している。

 最終ラインからのパス配球能力に魅力のあるセンターバックとして評価されてきた大崎は「1人がボールを持ったら2つ、3つ、ボールを持っている人に選択肢を与えられるくらいサポートしていかないといけないと思うし、そういうのが今日は少なかった」と言う。

「ボールを失った人だけのせいではないと思うし、別にミスしたとしてもその人だけのせいじゃないし、チームみんなでそのミスや課題について考えていかないと、攻撃もそうだし、攻撃陣だけのせいじゃないし、守備も守備陣だけのせいじゃないし。みんなで考えていければいい」

 どこかでミスを恐れているのか。本来はボールポゼッションの時間を伸ばして主導権を握りたいはずの神戸だが、選手たちはボールを奪ってもパスコースを作って関わったり、周囲と連係しったりといった動きに乏しい。守備がハマらないと、いい攻撃につながらず、簡単にボールを失って、また守備の時間で弱みを晒してしまう。この悪循環から何としてでも抜け出さなければ、連敗地獄からの脱却も見えてこない。

「本当にポジティブに考えるしかないというか。もちろんあれだけの雰囲気を作ってくれたサポーターにも申し訳ない。試合前もそうだし、試合中もそうだし、試合後もそうだし……あのブーイングが全てだったんじゃないかと思う。自分たちはそれを受け止めなきゃいけない。とにかくまずは1勝して、他のことは考えずに、まず目の前の試合に絶対勝つということ。1試合勝って、そこからまた次のことは考えていければいいと思います」

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