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浦和レッズ、北京国安破りACL決勝T進出。緊急出場の長澤和輝が1G1Aの活躍!

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
浦和レッズ【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 3-0 北京国安 ACL グループG第6節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループG第6節が21日に行われ、2位浦和レッズがホームで中国の北京国安と対戦し、3-0で勝利を収めた。勝利した浦和は決勝トーナメント進出を決めている。

 勝てば文句なしで決勝トーナメント進出が決まる浦和はJリーグの湘南ベルマーレ戦で休養を与えたメンバーを起用。3バックには槙野智章、鈴木大輔、マウリシオが入った。両ウィングバックには左に山中亮輔、右に森脇良太を起用した。2トップには武藤雄樹と興梠慎三が入った。

 開始3分にいきなり浦和がチャンスを作る。ペナルティエリア外の右でボールを受けた森脇が左足でシュート。これは惜しくもゴール左へ外れるが、浦和が惜しいシーンを作った。

 だが、浦和にアクシデントが襲う。ルーズボールに対して柏木がスライディングにいくと、同じくスライディングしてきたチ・チョグオと衝突。膝がぶつかり、柏木はそのまま立ち上がることができなかった。担架で運ばれた柏木は13分、MF長澤和輝との交代を余儀なくされた。

 すると浦和レッズにピンチが訪れる。24分、スルーパスに抜け出したバカンブが西川と1対1に。バカンブは右を狙うが、西川が左足一本で止めた。最大のピンチを守護神が防いだ。

 ピンチを逃れた浦和が先制に成功する。34分、ペナルティエリア手前の左で受けた武藤が、ぺナルティアークにいた長澤にアウトサイドでパスを供給。これを受けた長澤はコントロールし、ペナルティエリア内へ侵入。冷静にGKの位置を見て、ゴール左に突き刺した。これで浦和の1点リードとなった。

 さらに41分、左サイドを強引に突破した長澤がペナルティエリア手前の左から中央へドリブル。ペナルティエリアにいた武藤にパスを送ると、武藤がダイレクトでシュートを放つ。これがゴールに突き刺さり、浦和が2点のリードに広げる。

 2点をリードした浦和はその後も試合を優位に進め、主導権を握る。北京国安も浦和ゴールに攻めるが少ないチャンスをものにすることができない。だが79分、バー・ドゥンのシュートをブロックした槙野がペナルティエリア手前でハンド。だが、このFKは枠を捉えることができない。

 ペナルティエリア左に抜け出した武藤が中央の興梠へ体を捻りながらグラウンダーのパスを供給。これを興梠が合わせ、ゴールに突き刺した。これで浦和がリードを3点に広げ、試合を決定づける。

 試合はこのまま終了し、3-0で浦和が勝利を収めた。勝利した浦和は勝ち点を10に伸ばし、2位で決勝トーナメント進出を決めている。2位通過の浦和は決勝トーナメント一回戦でグループH首位通過の蔚山現代と対戦する。
 
【得点者】
34分 1-0 長澤和輝(浦和レッズ)
41分 2-0 武藤雄樹(浦和レッズ)
81分 3-0 興梠慎三(浦和レッズ)

【了】

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