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岡崎慎司、ベンチ外も悲観せず。「甘い世界じゃない」

text by 編集部

岡崎慎司
岡崎慎司【写真:Getty Images】

 日本代表はキリンチャレンジカップ2019のトリニダード・トバゴ戦から一夜明けた6日、午前中に豊田スタジアムで練習を行った。練習後にエルサルバドル戦の会場となる宮城へ移動した。

 引き分けに終わったトリニダード・トバゴ戦をスタンドから観戦したFW岡崎慎司は、ベンチ外も悲観することはなく、冷静に先を見据えている。

 試合について岡崎は「昨日出た課題を次どう生かすかってところで、成熟度的には少ないですけど、昨日の試合で言えば、勝つためには決めるべきところで決めるっていう、どこで決めるかっていうのは奪った後とか、キレイに崩すってことの決定機じゃなくて、ホントに決めなきゃいけないのは取った後とか、相手のミスを突いてってところのチャンスを仕留めていくってところが重要ですね。1点取れば昨日の試合も崩れてたと思うんで」と話した。

 また、トリニダード・トバゴ戦のメンバーから外れたことについて岡崎は「本来もちろんコパも入ってるんで、まあまあこういう経験、こんな甘い世界じゃないと思ってるので、そんな楽々とやすやすと日本代表のメンバーに入るっていう。ただ、ここにいるってことは先につながる。この悔しさもそうですし、ここの景色というか、日本代表の景色、チームメートの景色なんかを見ながら活力ができるってことはまあまあいいことかなって思いますけどね」と話し、悲観せずに先のことを考えている。

 さらに岡崎は「悔しいっていうか、試合に出たいとは思うじゃないですか。上から見てても。一緒に練習してるし、自分が出たらとか考えながら。まあでもここにいないとそういうことは感じれないことなんで、やっぱりテレビで見るのと、ここにいて日本代表で出た時にって考えながら見るのとは違うんで。ただ今はどっちかというと、自分自身も試合に出てないっていうのは頭にあるんで、今シーズンはそういう年だったとは思ってるし、ただそう思いながらも反撃のチャンスは狙いつつって、結構そんな焦る年でもないし。逆に焦る年かもしれないですね。いい意味で淡々とやりたいと思います」と話した。

 岡崎はエルサルバドルとの試合で先発起用となるか。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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