退場を命じられたリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
【アルゼンチン 2-1 チリ コパ・アメリカ2019 3位決定戦】
コパ・アメリカ2019(南米選手権)の3位決定戦、アルゼンチン代表対チリ代表が現地時間6日に行われた。試合は2-1でアルゼンチンが勝利を収めている。
試合の主導権を握ったのは、準決勝でブラジルに敗れたアルゼンチン。12分、ハーフウェーライン手前からのリスタートをメッシが素早く縦に入れると、動き出していたアグエロが裏のスペースで受け、GKまでかわして先制点を決めた。
アルゼンチンは22分に追加点。ロ・チェルソのスルーパスを受けたディバラがゴールネットを揺らし、2-0とする。
37分には、両チームにアクシデントが発生。アルゼンチンはゴールラインを割りそうなボールをメッシが追いかけるが、メデルに体を入れられてコントロールできない。その際にメッシが後ろからメデルにちょっかいを出すと、メデルが応戦。2人が激しく体をぶつけ合い、主審は両者にレッドカードを提示した。
キャプテンマークを巻く2人が退場となり10人対10人になった3位決定戦は、2点差のまま折り返すと、後半にチリが反撃開始。59分、VARで得たPKをビダルが決めて、1点を返した。
アルゼンチンは1点を守り抜くよりも、再びリードを広げてトドメを刺す意識。前がかりになるチリの背後を狙い続けた。ただ、決定力を欠き、勝負を決めることはできない。
それでも最後まで守備の集中が持続したアルゼンチンは、2-1で逃げ切りに成功。3位決定戦を制した。
【得点者】
12分 1-0 アグエロ(アルゼンチン)
22分 2-0 ディバラ(アルゼンチン)
59分 2-1 ビダル(チリ)
【了】