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Jリーグ 5年前

FC東京が抱く自信の理由。昨季失速の原因を糧に…長谷川健太監督が描く後半戦のプラン【英国人の視点】

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

「もっと武器を増やしたい」

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FC東京のゴールマウスを守る林彰洋【写真:Getty Images】

 GKの林彰洋も同意見であり、チームは過去12ヶ月間に成長を遂げたと感じている。

「去年はこれくらいの時期から、暑くなってくると少しプレーが単調になってきたと思います」

「今日は見ての通り、色々な形で連係することができて、パスを出した選手がそのまま攻撃に絡んでいくような場面が何度もありました」

「もちろん永井(謙佑)とディエゴ(・オリヴェイラ)はチームの大きな武器ですし、大事なのはチームとして彼らの最高の部分を引き出しやすくするようなプレーが去年よりもたくさんできていることです」

 林が言うように、実際のところ、東京の2人のストライカーは今季のチームの総得点28点のうち16点を挙げている(オリヴェイラが10点、永井が6点)。2018年の同時期の成績もほぼ同程度であり、オリヴェイラが10得点、永井が4得点だった。だが後半戦に入ると両者とも得点力を失ってしまい、オリヴェイラは3点、永井はわずか1点を加えるにとどまった。

「去年は(シーズン後半戦に)あまり勝てなかったが、内容は悪くなかった」。昨季のような失速を避けるためのプランについて尋ねられると、長谷川監督はそう答えた。

「もちろん負けた試合や勝ち点を落とした試合もあったが、良い戦いができているのに、勝ちきったり負けなかったりするのに必要なゴールを取れないだけということが多かった」

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