ユベントス、C・ロナウド加入も…露呈した脆さと課題。セリエA8連覇も失敗の1年に【18/19シーズン総括(6)】

2018/19シーズンは、これまでスペインが握っていた欧州の覇権がイングランドへ移る結果で幕を閉じた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はユベントスを振り返る。(文:編集部)

2019年07月17日(Wed)10時20分配信

シリーズ:18/19シーズン総括
text by 編集部 photo Getty Images
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あの男が加入。リーグ制覇は最低条件

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C・ロナウドを獲得し、セリエA8連覇を果たしたユベントス【写真:Getty Images】

 2018年7月10日、この時期はまだロシアワールドカップが開催されていた。全世界のサッカーファンが4年に一度の祭典に熱い視線を注いでいたが、その日だけはある一つのクラブと一人の男が、その注目を一気に集めることになった。「レアル・マドリー所属のクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ電撃移籍」。世界最高のフットボーラーと呼び声高い男が、ついに移籍を決断したのである。移籍金は1億1200万ユーロ(約146億円)とされており、年棒は3000万ユーロ(約39億円)。文字通りのビッグディール成立となった。

 さらに同クラブはミランからレオナルド・ボヌッチを、リバプールからエムレ・ジャンを獲得するなど、2018/19シーズンに向け十分な戦力を揃えることに成功。セリエA8連覇は最低条件、最大の目標であるチャンピオンズリーグ(CL)制覇への期待も果てしなく大きかった。

 その期待通り、リーグ戦では開幕戦から圧倒的な強さを見せた。第1節のキエーボ戦を3-2で勝利すると、第8節のウディネーゼ戦までいきなり8連勝を達成。翌9節のジェノア戦ではドローに終わったが、その後も勝ち点を拾い続けた同クラブはナポリやインテルを突き放し、いきなり1位の座を確固たるものにした。

 第28節のジェノア戦でリーグ戦初黒星を喫し、無敗優勝の可能性は消滅したが、この時点でセリエA8連覇をほぼ確実なものとしたユベントス。結局、同クラブは第33節のフィオレンティーナ戦でリーグ優勝を決めた。残り5試合を残してのリーグ制覇は史上最速タイの記録。イタリア国内ではもはや敵なし状態であった。

 活躍が期待されたC・ロナウドもセリエA初挑戦ながら21ゴール8アシストという結果を残した。シーズン終盤の怪我による影響などで得点王の座こそ逃したが、個の力は圧倒的。その存在感を見せつける形となった。

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