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欧州各国リーグ、主要移籍まとめ(5)。新天地を求めた選手を随時紹介、今回はこの5人【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ニコロ・バレッラ

ニコロ・バレッラ
カリアリからインテルへ移籍したニコロ・バレッラ【写真:Getty Images】

MF:ニコロ・バレッラ(イタリア代表)
生年月日:1997年2月5日(22歳)
カリアリ→インテル(移籍金:約61億円)
昨季リーグ戦成績:35試合出場/1得点4アシスト

 カリアリで成長を果たしたイタリア期待の新星。豊富な運動量と確かなキックの質を兼ね備えるレベルの高いMFであり、攻守両面におけるチームへの貢献度は非常に大きい。ボランチ、インサイドハーフ、トップ下のポジションを遜色なくこなすことができる点も魅力的な選手であり、イタリア国内のみならず世界中でその評価を上げ続けている。昨年10月にはイタリア代表デビューも果たすなど、持っているポテンシャルは明らか。今後のさらなる成長に大きな期待感を抱かざるを得ない。

 そんな22歳の若き才能には数多くのビッグクラブが興味を示していた。国内のユベントスやローマ、インテルはもちろんのこと、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドといったクラブも獲得に乗り出すなど今夏の移籍市場における注目株の一人となっていた。そして12日、激しい争奪戦を制し同選手の加入を発表したのはインテルであった。同クラブはバレッラを2024年までの5年契約で獲得。最初の1年間はレンタルという形で、来年に買い取り義務がつくことになるという。

 詳細は明らかになっていないが、現地メディアによるとインテルは1200万ユーロ(約15億円)のレンタル料に買い取り料2500万ユーロ(約31億円)、その他様々なボーナス料などを合わせると、総額4900万ユーロ(約61億円)の移籍金を支払うことになると見られている。そのため、バレッラがボーナスの条件を達成すればインテルはクラブ史上最高額の移籍金を支払うことになる。果たしてイタリア期待のMFは新天地でもそのポテンシャルを発揮するだろうか。

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