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開幕直前! リーガ・エスパニョーラ、10の見どころ。久保建英はどうなる? 見逃したら損なポイントは?【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

昇格組の運命は?

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グラナダ、マジョルカ、オサスナが今季より1部復帰を果たした【写真:Getty Images】

 今季よりプリメイラ・ディビシオン(1部)に所属する3クラブはオサスナ、グラナダ、マジョルカである。

 かつてUEFAカップやチャンピオンズリーグ予選にも出場した歴史を持つオサスナは、昨季のセグンダ・ディビシオン(2部)で圧倒的な強さを見せ、1位で2016/17シーズン以来となる1部復帰を決めた。2位・グラナダとの勝ち点差は「8」となっているなど、堂々たるパフォーマンスを発揮している。

 続いて昇格を決めたのはグラナダ。セグンダ・ディビシオンの優勝はオサスナの手に渡ったが、同クラブはリーグ戦で勝ち点79を稼ぎ、見事3シーズンぶりとなる1部復帰を果たした。そんなグラナダは今夏、フェネルバフチェから元スペイン代表FWのロベルト・ソルダードやスポルティングCPからDFドミンゴス・ドゥアルテを獲得。新シーズンに向け、準備は万端だ。

 そして、昇格枠の最後に滑り込んだのがマジョルカ。かつて家長昭博や大久保嘉人も在籍した同クラブは昨季のセグンダ・ディビシオンで5位という成績であったが、昇格プレーオフでアルバセテとデポルティーボ・ラ・コルーニャを下して見事優勝。2012/13シーズン以来、実に7シーズンぶりとなるプリメイラ・ディビシオン復帰を果たしている。

 オサスナ、グラナダ、マジョルカの3クラブがまず目指すのは残留だろう。いずれも久々の1部参戦となるが、果たしてシーズン終了後に笑うことができるか。

得点王争い

リオネル・メッシ
昨季のリーガ得点王に輝いたリオネル・メッシ。今季はこの男を越える選手が現れるか【写真:Getty Images】

 昨季のリーガ・エスパニョーラにおける得点王に輝いたのはバルセロナのリオネル・メッシ。リーグ戦34試合の出場で36得点という成績を残し、自身6回目のリーガ得点ランキングトップに輝いた。

 今季もそんな得点王争いから目が離せないだろう。メッシはもちろんのこと、昨季の得点ランキング2位であるカリム・ベンゼマやルイス・スアレス、セルタのイアゴ・アスパスら実力者は数多く揃っている。昨季とチームは異なるがアントワーヌ・グリーズマンなども得点王候補となるだろう。

 リーガ初挑戦となる選手にも期待したい。レアル・マドリーのエデン・アザールやアトレティコ・マドリーのジョアン・フェリックスらはそんな熾烈な得点王争いに割って入るほどの実力を持っているのは明らかで、加入1年目でどこまで得点数を伸ばせるのかには注目が集まる。昨季のエールディビジ得点王のルーク・デ・ヨングやべティスに新加入したボルハ・イグレシアスも楽しみな存在だ。

 間違いなくメッシの壁は高いが、そこを打ち破る存在が出てくるのか。そのあたりもリーグを楽しむ一つのポイントだ。

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