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吉田麻也、W杯予選攻略法は「セットプレーを武器に」。「そろそろ点が欲しい」と本音も…

text by 編集部 photo by Getty Images

吉田麻也
日本代表のキャプテンを務めるDF吉田麻也【写真:Getty Images】

 日本代表は10日にカタールワールドカップのアジア2次予選でモンゴル代表と対戦する。

 格下相手が多くなる2次予選とはいえ、決して侮ることはできない。過去には手堅く守る相手に苦しめられたことが何度もある。そしてモンゴル代表は公式戦で初対戦ということもあり、未知数な部分が大きいのも事実だ。

 日本のキャプテン吉田麻也は「相手がベタ引きしてスペースがない中で崩す難しさはアジアで戦う部分でも課題ですし、そこを打開するのはかなり難しくなる。ハマればハマるだけどんどん難しくなる」と、過去の経験も元に警戒を口にした。

 モンゴルの特徴については「データ見ると体の大きな選手が多いかなと。ただその分、クイックネスに欠けるかなと思う」と分析し、「ミャンマーよりもカウンターを狙ってくるチームかなと思う」と印象を語った。

 そうやって自陣に引きこもってくる相手に、なかなか流れの中からゴールをこじ開けられない場合にどうすべきか。1つの答えはセットプレーだろう。フリーキックやコーナーキックはどんな時にもゴールに変わるチャンスがあり、試合の流れを変えうるパワーも持っている。

「やっぱり2次予選では高さの部分でも、相手とのレベルの差であっても、セットプレーから点を複数取りたいと思っています、正直。僕だけじゃなくて、全体にセットプレーからの得点を重ねられるようにならないと、それを武器として持てるようにならないと最終予選や(ワールドカップの)本戦で苦しくなるかなと思うので、ここでしっかり結果を出したいなと思います」

 吉田はセットプレーを「武器として持てるようになる」ことの重要性を語った。自身も高さで優位に立てるだけに、ゴールも期待される。日本代表を引っ張るキャプテンからは「僕自身も最近全然点を取っていないので、これ言うとあれなんですけど、そろそろほしいです(苦笑)」と思わず本音も飛び出た。

 日本代表がホームでモンゴル代表を迎え撃つ一戦は10日の19時35分キックオフ予定だ。

【了】

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