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アントラーズ、1-0勝利で2位FC東京に圧力。浦和レッズは残留に向け痛い敗戦…大槻毅監督が退席処分

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】

【鹿島アントラーズ 1-0 浦和レッズ 明治安田生命J1リーグ第30節】

 明治安田生命J1リーグ第30節、鹿島アントラーズ対浦和レッズが1日に行われた。試合はホームの鹿島が1-0で勝利を収めた。

 現在首位の鹿島は三竿健斗とレオ・シルバが戦列復帰。2トップには伊藤翔と土居聖真が組む。一方、ACLとの兼ね合いで前節のサンフレッチェ広島戦から中2日となった浦和は、GK福島春樹がJ1初出場となった。また、柏木陽介が約2ヶ月ぶりの復帰を果たしている。

 最初に鹿島がチャンスを作る。12分、三竿からのロングボールに反応した土居が、後ろからのボールをダイレクトで合わせる。だが福島が触りコースを変え、ゴール右に外れた。

 0-0で迎えた47分、右サイドを抜け出した土居はペナルティエリア右に侵入。中央にグラウンダーのクロスを供給。だがこれはカットされ、チャンスを生かすことができなかった。このクロスの直後にマウリシオのタックルを受けた土居がその場に倒れこむ。鹿島の選手が抗議するも、ファールにならなかった。

 均衡が破れたのは72分、左サイドでレオ・シルバが中央にクロスを供給。これはファーサイドに流れ、永木がもう一度中に送る。これが混戦となり、最後は土居がシュートを放つが、福島がセーブ。だが、このこぼれ球を代わって入ったセルジーニョが押し込み、鹿島が先制となった。

 83分、エヴェルトンと永木がルーズボールに対してライン際で競り合うと、ボールがタッチラインを割り大槻毅監督の下へ。大槻監督はエヴェルトンが倒されたことに怒ったのか、永木を突き飛ばしてしまう。これに対し、大槻監督にレッドカードが出され、退席処分となった。

 試合はこのまま終了し、首位鹿島が1-0の勝利を収めた。2位FC東京にプレッシャーをかけた。敗戦を喫した浦和は、残留に向け痛い敗戦となった。

【得点者】
72分 1-0 セルジーニョ(鹿島アントラーズ)

【了】

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