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オランダ代表監督、古巣バルセロナ帰還に意欲。契約解除条項の存在認める

text by 編集部 photo by Getty Images

ロナルド・クーマン
オランダ代表のロナルド・クーマン監督【写真:Getty Images】

 オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督は、バルセロナからのオファーがあった場合に代表監督を退任できる契約条項が存在していることを認め、将来的にバルサを率いることへの意欲を見せている。オランダ『FOXスポーツ』に語った。

 契約条項については、オランダ代表のニコ=ヤン・ホーフマSD(スポーツディレクター)も先日その存在を明らかにしていた。クーマン監督は2022年のカタールワールドカップまでの契約を交わしているが、バルサからの誘いがあればそれを打ち切ることが可能だという。

 クーマン監督は契約条項の存在が事実であることを認めつつ、ホーフマSDがそれを明かすことは望んでいなかったとコメント。「起こるべきではないことだった。噂を引き起こしてしまったね」と述べている。

 その上で同監督は、条項の対象となるクラブがバルサのみであること、有効となるのはEURO2020以降であることを説明した。「世界中の他のどのクラブへ行くためにもオランダ代表を去ることはない」と強調し、EURO2020以前に退任しないことも「100%確実」としている。

 クーマン監督は現役時代に1989年から1995年までバルサで活躍し、4回のリーグ優勝や1992年の欧州制覇などに大きく貢献。昨年2月にオランダ代表監督に就任し、UEFAネーションズカップで準優勝の好成績を残したあと、EURO2020予選でもグループ首位に立っている。

 エルネスト・バルベルデ監督が就任3年目を迎えているバルサは今季リーガエスパニョーラで辛うじて首位を守っているものの、早くも3敗を喫するなど戦いぶりは安定していない。スペイン紙『アス』は、来季以降の続投に向けては「タイトル獲得の有無が大きく影響するだろう」との見方を示している。

【了】

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