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JリーグMVPの仲川輝人、初招集の日本代表でも「自分の良さを出し、仲間の良さを引き出す」【E-1サッカー選手権】

text by 編集部 photo by Getty Images

仲川輝人
日本代表に初招集された横浜F・マリノスのFW仲川輝人【写真:Getty Images】

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【EAFF E-1サッカー選手権】

 日本代表は9日、EAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の初戦・中国代表戦に向けた前日練習を行った。

 先週末7日に横浜F・マリノスの一員としてJ1リーグ優勝を果たし、8日のJリーグアウォーズではJリーグの年間MVPとして表彰されたFW仲川輝人は日本代表初招集だ。「みんなレベルが高いですね」と初めての代表合宿の感想を述べている。

 これまで世代別代表経験がなく、初対面の選手も多くいる。仲川はそれでも「自分の良さを出すのと、仲間の良さを引き出すだったり、そういうポジションを取っていきたいですし、取っていかないといけないので、積極的に話はしました」と自ら進んで周りとコミュニケーションを図った。

「(マリノスとは)システムだったりやり方も違ってくるかもしれないですけど、短い期間の中でしっかり代表のコンセプトを(自分に)落とし込んで、試合で表現しないといけない。それが代表の選手であることだと思うので、チームどうこうというよりはチームに合ったこと、やらなければいけないことをやって、結果を残していきたい」

 今季はJリーグMVPのみならず、15ゴールを奪ってJ1得点王にも輝いた。さらに9アシストと、仲川は主に右ウィングのポジションからチャンスメイクでもマリノスの優勝に貢献している。攻守に奔走して結果も残すプレーは多くのファンの心を掴み、結果にもつながった。だからこそ「ハードワークをしっかりやりながら、自分の特徴を出したい」と代表でもクラブと共通したパフォーマンスの継続を目指す。

 海外組のいない日本代表で存在感をアピールし、定着へのきっかけをつかめるか。「いい結果を残して代表にも呼ばれた」と考える27歳は、「代表のプライドを持っていかないといけない」とサムライブルーのユニフォームをまとって戦う初めての国際大会に向けて気を引き締めた。

(取材:元川悦子【釜山】、文・構成:編集部)

【了】

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