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モウリーニョが放ったアーセナルへの4つの暴言。今や懐かしい…ヴェンゲルとの舌戦の数々【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 内藤秀明 photo by Getty Images

「私はアーセナルとは違って、イングランド人を重要視してチーム作りをする」(2007年11月)

ジョゼ・モウリーニョ
モウリーニョはアーセナルの外国人選手の割合の高さを指摘していた【写真:Getty Images】

 モウリーニョは、07/08シーズンに、アーセナルの外国人選手の割合の高さを指摘するコメントも残している。

 そもそも当時のUEFA会長ミシェル・プラティニが、イングランド外から多くの若手選手を獲得するアーセナルのチーム状況に苦言を呈していた。それに対しガナーズの指揮官は「イングランド代表を助けることは仕事ではない」とコメントし物議を醸していた。

 この議論に介入したのが、9月にチェルシーを解任されたばかりのモウリーニョだ。自身がチェルシーでジョン・テリーやフランク・ランパードらをスタメンに据えていた状況を引き合いに出し「アーセナルと違って、私はイングランド人をゲームプランの一部に捉えて、それによって成功することを求めている」とコメント。「頼れるイングランド人の存在はドレッシングルームに良い雰囲気をもたらすよ。クラブの印象にも良い効果があるよね」とも付け加えている。

 このコメントをした11月の時点でヴェンゲル監督率いるアーセナルはリーグで無敗だった。シーズン途中で解任されたモウリーニョからすればライバル監督の成功への焦りも含んだ発言だったかもしれない。

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