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日本代表 4年前

【なでしこジャパンスタメン案】韓国戦。4季連続得点王の爆発なるか! E-1サッカー選手権のイレブンをFチャン編集部が厳選

なでしこジャパン(日本女子代表)は17日、EAFF E-1サッカー選手権で韓国女子代表と対戦する。優勝を懸けた日韓戦で、どのような戦いを見せるのだろうか。(文:編集部)

text by 編集部 photo by Getty Images

優勝を懸けた日韓戦

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フットボールチャンネル編集部が提言する韓国女子代表戦のスターティングメンバー

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 初戦のチャイニーズ・タイペイ(台湾)戦は序盤からゴールラッシュとなり、9-0で大勝。中2日で臨んだ中国戦は、今大会でキャプテンマークを巻く岩渕真奈のハットトリックで3-0と快勝した。

 中国戦でなでしこジャパンは、先発メンバーを初戦から8人変更。2戦続けて先発したのは、センターバックの南萌華、ボランチとセンターバックでプレーした松原有沙と、2戦合計5得点を挙げている岩渕のみ。GK平尾知佳と負傷により離脱したDF土光真代を除く21人に出場機会が与えられている。

 第2節までを終えて2連勝のなでしこジャパンが首位。1勝1分の韓国が勝ち点4で続き、1分1敗の中国と2連敗の台湾は優勝の可能性を逸した。大会を締めくくる日韓戦は優勝を懸けた直接対決とった。

 日本は引き分け以上で優勝が決まる。優勝となれば2008年、10年の連覇以来。当時は勢いそのままに2011年のワールドカップで優勝している。来夏に控える東京五輪へ勢いをつける意味でも、なんとしてでも優勝を掴みたいところだ。

左サイドバックの人選は…

 GKは山下杏也加が務めることになるだろう。中国戦ではビルドアップで苦戦する場面があったが、これについてはDFラインのポジショニングも含めてチームとして修正が必要になるだろう。中国戦でも見せていた高い身体能力を活かしたビッグセーブは、韓国戦でも期待したいところだ。

 最終ラインは右から清水梨紗、南萌華、松原有沙、三宅史織の4人を推したい。体格で優る中国に、前半は苦戦する場面もあった清水だが、スピード感あふれるオーバーラップは右サイドを活性化させていた。

 松原と南は2戦続けてフル出場となったが、安定したプレーを見せている。体格で優る中国に対しても身体を張ってカウンターを防ぐなど、ピンチの芽を冷静に摘んでいた。土光が離脱したこともあり、この2人の起用が良いだろう。

 左サイドバックは2試合で多くの選手が起用されている。最も起用に悩まされているポジションと言ってもいいだろう。右サイドが攻撃的な清水であることも考えると、守備の安定感のある三宅がいいのではないだろうか。第1戦で先発した遠藤純は攻撃面での貢献が期待できるので、得点が必要な場面で起用してもいいだろう。

キャプテン岩渕真奈にはチームを牽引してほしい

 守備的MFも候補者が多いが、中国戦で起用されたコンビを推したい。三浦成美は配球力に秀で、中国戦では鋭い飛び出しからシュートがポストを叩く惜しい場面も。左右両足から精度の高いボールが蹴れる杉田も、分厚い攻撃をする上では重要な存在になるだろう。

 両サイドハーフは小林里歌子と中島依美を起用したい。長谷川は中島と並んで不動の存在だったが、負傷のためチームから離脱。代役として期待したいのは、今大会で目立った活躍を見せている小林里歌子。サイドからの鋭い切り込みは相手の脅威になるだろう。

岩渕のコンディション不良が伝えられている最前線は、田中美南と籾木結花の2トップを見たい。なでしこリーグで4季連続得点王の田中は、ボックス内で仕事ができる選手。クラブでの過密日程を考慮されてか、台湾戦は前半で退き、中国戦は33分間のプレーに留まっている。韓国戦に向けて照準を合わせていると言えるだろう。

 籾木は中国戦で右サイドハーフとして先発。なかなか攻撃の形を作れずに苦しんだが、途中から中央にポジションを移すと周囲との連係は改善された。田中は日テレ・ベレーザのチームメイト。中央で同僚ストライカーを活かすプレーを期待したい。

(文:編集部)

【了】

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