清水エスパルス、コロンビア王者から新GK獲得濃厚。地元記者明かす「ほぼ間違いない」理由

2019年12月24日(Tue)13時07分配信

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ネット・ヴォウピ
コロンビア1部のアメリカ・デ・カリから清水エスパルス移籍が濃厚になったGKネット・ヴォウピ【写真:Getty Images】

 コロンビアメディア『アメリカ・エス・パシオン』は23日、同国1部のアメリカ・デ・カリに所属するブラジル人GKネット・ヴォウピが清水エスパルスに移籍間近だと報じた。

 ネット・ヴォウピはブラジル国内での実績こそ乏しいものの、昨年夏にアメリカ・デ・カリに移籍してから急速に評価を高めている。今年の前期リーグでは同じくコロンビア1部のデポルティボ・パストに期限付き移籍していたが、そこから復帰した後期リーグではアメリカ・デ・カリの14度目の優勝に大きく貢献した。

 アメリカ・デ・カリに近いコロンビアメディア関係者への独自取材によると、ネット・ヴォウピの清水移籍は「ほぼ間違いない」という。

 前期リーグでデポルティボ・パストへ期限付き移籍したのは、「当時の監督と衝突し、フロントにも不満を抱えていたから」で、「監督交代によってクラブにフレッシュな空気が持ち込まれて復帰し、素晴らしいプレーを見せたが、アメリカ・デ・カリはすでに来年に向けて新しいGKの獲得を決めており放出が濃厚」とも同関係者は明かした。これが清水行きが濃厚になっている理由の1つだ。

 ネット・ヴォウピの代わりとしてアメリカ・デ・カリが確保したのは、現役のコロンビア代表で同国1部のパトリオタスに所属していたエデル・ショーだという。来年はコパ・リベルタドーレス出場も控えているが、クラブは11年ぶりの優勝に貢献した守護神の売却を決断したようだ。

 先述の関係者によれば、「アメリカ・デ・カリのトゥーリオ・ゴメス会長は、コロンビア国内でスーパーマーケットやホテル、屠殺業などを営む億万長者で、サッカーもビジネスとしか考えていない」とのこと。

 そのうえで「来年はコパ・リベルタドーレス出場も控えており、チームには2人の優れたGKが必要だったが、日本から高額のオファーを受けて売却に迷うことはなかっただろう。基本的には選手を売って利益を出すことを重視するメンタリティだ」とも述べた。

 アメリカ・デ・カリの後期リーグ優勝に大きく貢献したネット・ヴォウピは、その間にGKコーチとも衝突していたようで、これが移籍における2つ目の理由になっている模様。

 それでも「真面目で誠実な人間」だといい「足もとはそこまで特別ではないが、ペナルティエリア内でのプレーに優れ、特に1対1におけるセービングは素晴らしい。清水にとって素晴らしい補強になるだろう」と、先述の関係者はネット・ヴォウピの実力に太鼓判を押した。

 清水にはDFエウシーニョやMFヘナト・アウグスト、FWジュニオール・ドゥトラ、FWドウグラスといった日本での経験が豊富なブラジル人選手が多く在籍している。ネット・ヴォウピの加入が実現すれば、彼らの存在もJリーグでの活躍に向けて大きな助けになるはずだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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