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豪州メディアも日本戦の判定批判。田中碧の退場は「ファウルだったかどうかも…」【AFC U-23選手権】

text by 編集部 photo by Getty Images

ムハンマド・タキ
日本対カタール戦を担当したムハンマド・タキ主審【写真:Getty Images】

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 AFC U-23選手権(東京五輪アジア最終予選)のU-23日本代表対U-23カタール代表の試合は、審判のジャッジが試合に大きな影響を及ぼす結果となった。オーストラリア公共放送『SBS』もこの試合の判定に疑問を呈している。

 日本は現地時間15日に行われたグループ最終節の試合でカタールと対戦。前半終了間際にはMF田中碧がファウルの判定で一発レッドカードを受け、後半にも疑問の残る判定でカタールにPKが与えられた。

『SBS』では今大会のグループリーグを総括する5つのポイントのひとつとして審判のクオリティーを批判。「最高の計画を練っていても審判に台無しにされる場合がある」「アジアのジャッジの水準は高くないが、今大会も例外ではない」と述べている。

 その象徴的な場面として、田中碧がレッドカードを受けた場面をピックアップ。「(田中の)チャレンジはイエローカードに値するものでもなかった。ファウルであったかどうかすら議論の余地がある」として、「説明できないレッドカード」だったと振り返った。

 この場面ではムハンマド・タキ主審がVARによる確認を行ったが、その上でレッドカードの判定を下したことは不可解極まりないとの論調。「このプレーで退場になるだけでも十分ひどいが、主審はモニターで見直した上で、それでも退場を決めた」と記し、U-23オーストラリア代表も含めて決勝トーナメントを戦うチームは十分な注意が必要だと警鐘を鳴らしている。

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【了】

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