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無回転FKといえばこの男。元ブラジル代表の“魔術師”がバルセロナの守備を完全無力化させた一撃

text by 編集部 photo by Getty Images

ジュニーニョ・ペルナンブカーノ
【写真:Getty Images】

 フリーキックの名手を挙げればキリがない。それでも、ジュニーニョ・ペルナンブカーノの名前を出さないわけにはいかないだろう。UEFA公式ツイッターが、同選手のキックを紹介している。

 セットプレーの達人であるジュニーニョは、さまざまなキックを蹴り分けることができた。中でも特に衝撃的だったのは、無回転シュート。あまりの変化に“魔術師”の愛称でも呼ばれている。プロキャリア通算で75回もFKによる直接ゴールを決めており、ブラジル代表でも活躍した。ヨーロッパでは、2001年から2009年にかけてリヨンでプレー。同クラブの黄金期を支えた一人である。

 UEFAが紹介したのは2009年のチャンピオンズリーグ・バルセロナ戦でジュニーニョが決めたFK。左サイドから右足を振り抜くと、得意のブレ球は壁に入ったリオネル・メッシを大きく越えてゴールの方向へ。ゴール前でポジションを争う両チームの選手はまったくボールに関われない高さのボールが、突如ゴールに吸い込まれていった。バルセロナのゴールを守るGKビクトール・バルデスのリアクションが、ジュニーニョの右足から放たれた“魔術”のすごさを物語っている。

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