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セリエA 4年前

吉田麻也、サンプドリアで待つ新たな11人の仲間。スタメンを争うライバルは? 言わずと知れたストライカーも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF

オマール・コリー
【写真:Getty Images】

オマール・コリー(ガンビア代表/背番号15)
生年月日:1992年10月24日(27歳)
今季リーグ戦成績:19試合出場/0得点0アシスト

 サンプドリアで不動の地位を築くガンビア代表CB。身長191cm、体重87kgの恵まれた体躯を生かしたパワフルなプレーが特徴的な選手であり、空中戦などには絶対的な自信を持っている。パフォーマンスの波が激しい点は否めず、安定感という意味では少し物足りない部分もあるが、その見た目とプレースタイルからナポリに所属するDFカリドゥ・クリバリと比較されることもある選手だ。

 今季も主力としてプレーするオマール・コリーは、ここまでリーグ戦19試合に出場。しかし、パフォーマンス自体は決して良いとは言えず、失点数が積み重なるなど苦しい時期を過ごしている。ここからは吉田麻也とのコンビを成熟させ、立て直しを図りたいところだが、果たしてどうなるか。ちなみに弟のジョセフはチェルシー下部組織出身で、現在はキエーボに所属するプロサッカー選手。ポジションはオマールと同じCBで、今後の成長が期待されている。

ユリアン・シャボー
【写真:Getty Images】

ユリアン・シャボー(ドイツ/背番号5)
生年月日:1998年2月12日(21歳)
今季リーグ戦成績:6試合出場/0得点0アシスト

 フランクフルト、RBライプツィヒの下部組織出身で、年代別ドイツ代表としてのプレー経験も持つ若きDF。身長は195cmと大柄で、その長身を生かした空中戦や1対1の強さを兼ね備える選手である。また、本職のセンターバックのみならずボランチとしてのプレーも可能とする柔軟性も持つ。ちなみに昨季まで所属していたフローニンヘンでは日本代表MFの堂安律とチームメイトであった。

 オランダでの活躍が評価され、サンプドリアにやって来たのは今季のこと。しかし、DFジェイソン・ムリージョの移籍、DFアレックス・フェラーリの長期離脱もありここ最近は出場機会を得ていたものの、インパクトを残すことができておらず、定位置を確保するには至っていないのが現状。そのため、新加入となった吉田麻也は同選手やナポリより加入したDFロレンツォ・トネッリとレギュラー争いを繰り広げることになるだろう。

バルトシュ・べレシュインスキ
【写真:Getty Images】

バルトシュ・べレシュインスキ(ポーランド代表/背番号24)
生年月日:1992年7月12日(27歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/0得点0アシスト

 今季でサンプドリア在籍4年目を迎えた右サイドバックのファーストチョイス。果敢に前線へ飛び出しクロスやシュートで違いを生みだす…といった派手さはないものの、ポジショニングの良さと冷静な1対1の対応を見せることができるなど、主に守備面で評価されることの多い選手だ。運動量も非常に豊富で、左右両方のサイドを難なくこなすことができる点も魅力的である。

 ポーランド代表としても活躍しており、2018年に行われたロシアワールドカップではグループリーグ最終節で日本代表とも対戦している。もちろん、サンプドリアでも貴重な戦力として奮闘中。11月には半月板の損傷により戦線離脱を余儀なくされたものの、年明けに復帰して以降は再び主力を張り続けている。今季目指すはサンプドリア加入後初となる得点だろうか。

二コラ・ムッル
【写真:Getty Images】

二コラ・ムッル(イタリア/背番号29)
生年月日:1994年12月16日(25歳)
今季リーグ戦成績:20試合出場/0得点0アシスト

 サンプドリア不動の左サイドバックであるレフティー。今季でプロ8年目ながら無得点中と攻撃力は物足りないが、堅実的なプレーと守備に戻る際のスピードが持ち味の選手である。サンプドリアに加入した2017/18シーズンは軽率なミスが目立ち批判の的となることもあった同選手だが、昨季はそれを見事改善し、リーグ戦35試合出場で5アシストをマーク。今季も主力として活躍中と、着実に成長を果たしている選手である。

 カリアリの下部組織時代からサイドバック一筋である二コラ・ムッル。各年代別イタリア代表としての出場歴も持っており、過去にはミランからの関心も噂されていた。現在は残留争い中と低迷するサンプドリアだが、ムッルはここから同チームを引き上げることができるか。ちなみに幼少期はミランのレジェンドであるパオロ・マルディーニから影響を受けたらしく、両親はユベントスのファンだという。

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