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バルセロナの緊急補強が波紋。レガネスのオルテガGDが特別ルールに不満「公平ではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

マルティン・ブライトバイテ
【写真:Getty Images】

 リーガ・エスパニョーラのバルセロナが現地時間20日、レガネスからデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテを獲得したことを発表した。この緊急補強が波紋を呼んでいる。

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 バルセロナはルイス・スアレスとウスマン・デンベレが負傷で長期離脱を強いられていることにより、リーグ側から緊急補強が認められた。このルールを活用し、バルセロナはブライトバイテの獲得に成功した。

 スペインリーグでは、4ヶ月以上の長期離脱を強いられる選手がいるとスペインサッカー連盟やラ・リーガに認められた場合、移籍期間外でもスペイン国内のクラブから選手を補強することが可能となるルールがある。だが、エースを強奪されたレガネス側の補強は認められていないため、レガネスは後釜を獲得することができない。

 レガネスでGD(ゼネラル・ディレクター)を務めるマルティン・オルテガ氏が会見に臨み、レガネス側が公式サイトで声明を出し、20日付のスペイン『マルカ』なども報じている。オルテガ氏はこのルールに対して言及している。

 オルテガGDは会見で「我々は多大でシリアスなダメージを受けた。長期離脱を強いられた選手がいることにより緊急補強ができ、一方的に他クラブへ問題を移すというこのレギュレーションに納得できない」と話し、不満を示している。

 また、オルテガ氏は「我々はクラブ間の相互合意によってこのレギュレーションが適用されたことは理解できる」ともコメント。だが、「この状況は両クラブに公平ではない」とレガネス側には不公平であると言及している。

 今季ここまでリーグ戦24試合に出場し、6得点を記録していたブライトバイテ。現在19位と降格圏内にいるレガネスがエースを失い、今後降格圏を脱出できずに降格してしまった場合、さらなる問題に発展するかもしれない。

【了】

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