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欧州各国にコロナウイルスの影響広がる。CL、ELで無観客や開催地変更の可能性

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAチャンピオンズリーグ
【写真:Getty Images】

 欧州各国における新型コロナウイルス感染の拡大により、今週以降に開催されるチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)などの多くの試合にも影響が及ぶことが懸念される状況となっている。

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 感染拡大が最も深刻なイタリアでは、セリエAの全試合を当面無観客試合とすることが決定され、さらに今後の開催見送りを求める声も強まっている。スイスでもリーグ戦全試合が延期され、フランスでもリーグアンで延期となる試合が出た。

 イタリアでは17日にCL決勝トーナメント1回戦2ndレグのユベントス対リヨン戦が開催されるが、この試合も無観客開催の見通し。ユベントスは地中海の島国マルタへの開催地変更を要請したが拒否されたようだ。マルタサッカー協会は非公式な打診を受けたことを認めつつ同国での開催の可能性を否定している。

 12日に行われるELのインテル対ヘタフェ戦も観客を入れることは不可能。ミラノ周辺は特に感染の拡大している地域であり、スペイン『マルカ』紙はこの試合の開催地がイタリア国内の他地域に移動される可能性もあるとの見通しを伝えている。

 ドイツでは、イェンス・シュパーン保健大臣が1000人以上の観客が集まるイベントの開催を控えるよう要請を行った。ブンデスリーガの各試合ほか、10日のRBライプツィヒ対トッテナム戦や18日のバイエルン・ミュンヘン対チェルシー戦(ともにCL)などへの影響も懸念されている。

 11日のパリ・サンジェルマン対ボルシア・ドルトムント戦(CL)も延期や無観客試合の可能性があると仏紙『レキップ』などが報道。英『スカイ・スポーツ』によれば、ギリシャでも全てのスポーツイベントの観客入場が禁じられ、12日のオリンピアコス対ウォルバーハンプトン戦(EL)が無観客となる見通しだという。

【了】

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