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マンC、処分保留で来季CL出場も? コロナウイルスの影響でCASの審議遅延

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・シティ
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、マンチェスター・シティが欧州サッカー連盟(UEFA)から下されたチャンピオンズリーグ(CL)およびヨーロッパリーグ(EL)出場禁止処分に関する最終決定が遅れる可能性もあるかもしれない。

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 シティは2012年から2016年にかけてファイナンシャル・フェアプレー規定に関する重大な違反を犯したとして、先月14日に罰金および2年間のUEFA主催大会出場禁止の処分を下された。クラブ側は不正を否定し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への上訴を行っている。

 だが『ロイター通信』が伝えたところによれば、ウイルス感染の拡大によりCASの業務にも影響が及んでいるようだ。現時点でいくつかの議題に関する聴取などの延期が決定されており、シティの訴えに対する対応も遅れる可能性が高いとみられている。

 最終的にシティへの出場禁止処分が確定するとしても、CASによる判決が下されるまでは処分の実行が保留される可能性もある。英メディアでは6月1日がそのタイムリミットになるとの見通しも以前に伝えられていた。処分保留のまま期日を迎えればシティは来季の大会に出場可能となり、その後処分が確定したとしても適用は2021/22シーズンからの2年間となることが見込まれる。

 現時点でシティはプレミアリーグの2位に位置しており、来季CLグループステージの出場圏内。だがそのプレミアリーグもコロナウイルスの影響で全試合が延期され、リーグの最終順位の扱いなども含めて全てが不透明な状況となっている。

【了】

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