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マルセイユ、ウイルス危機下で増加するDV対策に協力。一時避難施設を提供

text by 編集部 photo by Getty Images

マルセイユ
【写真:Getty Images】

 日本代表DF酒井宏樹も所属するフランス1部のマルセイユは、新型コロナウイルスによる外出自粛などの影響で増加しているというドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者支援に協力している。仏紙『ル・パリジャン』が19日付で伝えた。

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 ウイルス感染拡大の影響により、世界各国で緊急事態宣言の発令やロックダウン(都市封鎖)などの措置が取られ、不要不急の外出を避けて自宅にとどまることが要請されている。その影響により、家庭内暴力や子供への虐待が世界的に増加しているとも報じられている。

 マルセイユでは、本拠地のあるブーシュ=デュ=ローヌ県と連携を取りつつ、夫やパートナーからのDV被害に苦しむ女性を支援する活動を開始した。通常であればアカデミーの若手選手たちが利用している宿泊施設を、一時的な避難場所として提供している。

 マルセイユはDV被害者の一時避難先として最大46部屋を無償で提供。食事や清掃、警備、移動などのサービスもクラブの負担により無償で提供されるという。すでに18人の女性が施設を利用しており、子供とともに滞在している女性もいるとのことだ。

【了】

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