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ワトフォードが中立地再開への反対表明。プレミアリーグ再開へ不安強まる

text by 編集部 photo by Getty Images

ワトフォード
【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグのワトフォードは、試合を中立地で開催する形でのリーグ再開に反対する姿勢を明確にした。スコット・ダックスベリーCEOが英紙『タイムズ』で考えを述べている。

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 新型コロナウイルスの影響で中断されたリーグ戦の再開を目指しているプレミアリーグでは、再開後の試合を各チームのホームではなく10ヶ所程度の中立地で開催することが提案されている。だが下位チームを中心に、中立地開催案には反対するクラブも少なくないとみられる。

 ブライトンとアストン・ビラは中立地開催への反対を表明していたが、ワトフォードもそれに続く形となった。「新型コロナウイルスの世界においては、どこでプレーしても完全に安全な環境というものは存在しないと思う」とダックスベリーCEOは語る。

「サッカーが再開されればファンが(外出自粛や社会的距離の)制限に違反することを当局が不安視していると言われる。だが自分たちのグラウンドでプレーする方がサポーターをコントロールしやすいと私は考えている」と、中立地開催によりスタジアム外にサポーターが集まることを避けられるというメリットにも疑問を呈している。

 今季の残り試合が中立地で開催されれば「歪んだ形での9試合のミニリーグ」になるとダックスベリーCEOは表現。「その酷い悪影響を不安視するクラブが6つ、あるいはそれ以上あるのではないかと思うが、それならプレミアリーグはその不安に対処する義務があると思う」と訴えた。

 中立地開催でプレミアリーグを再開するかどうかについては週明けにクラブ投票が行われる予定。20チーム中14チームの賛成が必要とされる中、少なくとも下位6チームの反対が予想されており、投票は際どい結果となるかもしれない。

【了】

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